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「今どきの若者」は俺たち中高年となんでこんなにちがう?

2021/04/01

明日は4月1日。
新入社員が入社してきます。
今回は、最近の若者の傾向をまとめている記事を見つけましたのでご紹介します。

 

●お客様に笑顔がない新人に注意したら「面白くもないのに笑えません」
「来社した顧客に対して笑顔がないのでやんわりと注意したら、『面白くもないのに笑えません』ってボソッと」というのはある企業の部長です。
おそらく新人はムッツリしていたわけではないと思いますが、一般的に「笑顔」とされているレベルではなかったのでしょう。
原因は、最近の若者が育ってきた環境が考えられます。
今はひとりっ子で、親も共働きという家庭が少なくありません。本人も塾や習い事で忙しく、ゲームやPC・スマホなど1人で過ごすツールも充実しています。
つまり、人とのコミュニケーションの絶対量や、喜怒哀楽を表現する場面が絶対量が減っているのです。その中で「笑顔」と言われても、どの程度笑えばいいのか分からなかった可能性があります。

 

●定時でサッと帰る新人
中高年世代の人たちは、自分の担当分や社内の期待値を上回る成果を見せるからこそ評価される…そんな教育を受けてきました。そのため「最近の若者は言われたことしかしないし、すぐに帰る。やる気はあるのか!?」と思う上司や先輩はまだまだ多いようです。
しかしこの不安定な世の中では、仕事を頑張ったからといって給与が上がる・昇進できるわけではありません。リストラや会社の倒産なども考えられます。
つまり、努力の仕方によっては努力は必ずしも報われないのです。そのため指示された以上の仕事をしても、自分のためになるとは思えないのです。

 

●電話をかけるくらいなら、採用面接を無断でドタキャン
職場で電話を取りたがらない新入社員が多いことは周知の事実になってきました。
彼らは電話が必要な場合、NSで事前に確認してから電話をかけます。
突然電話をかけたり、かけられたりの行為は常ではないのです。電話せずSNSのやりとりで完結させることのほうが日常です。
そんな生活を送ってきた彼らには、「急にかかってくる電話に出る」「見知らぬ相手へ電話をかける」のはとてつもなく難度の高い作業なのです。

 

若者は上司や先輩世代(特に中高年世代)とは育ってきた環境が異なり、『今までの常識』は当てはまりません。
我々の世代にとって当たり前のことでも、同じ文化を経ていない彼らには理解の範囲外だったり、ハードルが高かったりと簡単にはできないのです。
それなのに、職場が以前の価値観、経験則に基づいて、社員を枠にはめたりマネジメントしたりすれば、ミスマッチが起こります

その一方で、最近の若者は真面目です。
指示された範囲の中で、自分なりに一生懸命頑張る若者がほとんどです。
我々から見ると成果が出ていない・頑張ってないように見えても、それは育った環境のせいで難しい課題になっている可能性があります。

 

僕は新人や後輩を指導する人の指導を仕事としています。
毎年皆さんから「うちの新人が…」「最近の若者は…」「俺らが若いころは…」という話を聞きます。
いつまで経っても、上司や先輩と部下や後輩はギャップが埋まらないようです。

そのギャップは年の差が埋まらないのと同じで、環境の差ですから埋めることはほぼできません。
大切なのは、比較して○○だからダメだ!と決めつけないこと
まずは「違う」ことを認識して、それぞれに合った方法を模索していくことが部下・後輩指導では大切です。

 

そして初々しい姿を見て、襟を正す気持ちも忘れないでほシカ!

 

参考:『「電話嫌いの若者」が急に増えた意外すぎる理由』