3月21日にイチロー選手が現役を引退することを発表し、会見が開かれました。
日本でもアメリカでも大活躍し、彼の持つ記録や表彰は枚挙に暇がありません。
また、ライトからのレーザービームや日米通算でのプロ野球通算最多安打、WBC第2回大会での決勝戦のセンター前ヒットなど、記憶に残るシーンも多い選手です。
引退会見の中に、彼がどんなふうに今日までの記録を積み重ねられたのかのヒントがありましたのでご紹介します。
「(成功が何かというのは判断できないと前置きし)あえて成功と表現しますけど、成功すると思うからやってみたい、それができないと思うから行かないという判断基準では後悔を生むだろうなと思います。やりたいならやってみればいい。できると思うから挑戦するのではなくて、やりたいと思えば挑戦すればいい。そのときにどんな結果が出ようとも後悔はないと思うんです。」
「自分の限界を見ながら、ちょっと越えていくということを繰り返していく。そうすると、いつの日からかこんな自分になっているんだ、という状態になって。だから少しずつの積み重ねが、それでしか自分を越えていけないと思うんですよね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと僕は考えているので、地道に進むしかない。進むだけではないですね。後退もしながら、ある時は後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。」
やりたいと思える=情熱を持って取り組むことができる目標へ毎日アプローチする。
毎日「昨日の自分を少しだけ超える」。
その繰り返しの結果がイチロー選手の成功なんだろうと思います。
イチロー選手のメッセージは私たちに非常に有益だと思います。
最後に「子どもたちにメッセージを」と言われたイチロー選手のコメントを紹介します。
「自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つけられれば、それに向かってエネルギーを注げるので。そういうものを早く見つけてほしいなと思います。それが見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁に向かっていける。向かうことができると思うんですね。それが見つけられないと壁が出てくると諦めてしまうということがあると思うので。色んなことにトライして、自分に向くか向かないかというより自分が好きなものを見つけてほしいなと思います」
今より早いタイミングはありません。
「子どもではないから…」というあなたも「自分が好きなもの」を見つけられるようトライを繰り返してください。
見つかっている人は、昨日の自分を少しだけ超えられるようがんばってください。