東日本大震災から、明日で10年を迎えます。
10年前の2011年5月に仙台で開講したICCコーチ養成スクール41期には沢山の方にご参加いただきました。
「こんな時だからこそ、人と関わることをやりたい」と言って。
私たちは、そのことに感動し、逆に勇気をもらったことを今でも思い出します。
それ以来、3月11日はコーチとして自分には何ができるのか、コーチとして大切にすべきことは何かを改めて考える一日になっています。
今日は、私の友人のFacebookでもシェアさせていただいた桑田真澄さんの名言をご紹介したいと思います。ぜひ、皆さんも自分自身を見直すきっかけにされてみてください。
桑田真澄さんの名言はこちらからご覧ください。
この桑田真澄さんの名言にあるように、間違った知識の使い方をしたり、自分に甘く自己管理のできない指導者であってはならない。本当にそう思います。
これは、スポーツ界だけでなく、ビジネスや子育てなど全てのことで同じことが言えると思います。
私はコーチングを通じてクライアントの目標達成に携わる「コーチ」です。
それと同時に、コーチを育成する「コーチ」でもあります。
どちらの「コーチ」の立場であっても、大切にしていることは“相手に対するあり方”“コーチとしてのあり方”です。
コーチングにはいくつものスキルがありますが、コーチはスキルを使えることよりも、クライアントとその人の目標にどう向き合うかが一番大切だと思っています。
コーチングのテクニックが上手なコーチ、話をしたり聞いたりするのが上手なコーチが決して良いコーチではありません。
もちろん、コーチングのテクニックが使えることはコーチの大前提ですが、テクニックに自信を持ち過ぎるコーチはクライアントに自分の戦略を押し付けてしまいがちです。
コーチングを自分の自己満足でやってはいけません。コーチングのスキルを学んだだけでコーチになった気になってはいけません。
そして、もう1つ。コーチは、周りに肯定的な影響を及ぼせる存在でなくてはなりません。
そのためには、自分の価値を真摯に、謙虚に、等身大に現せる存在であることが大切です。
あなたが存在しているだけで、周りに影響をしている、それがコーチなのです。
ぜひ皆さんも、桑田真澄さんの名言からご自身のお仕事や子育てなど見直されてみてください。