5月も最終週となりました。4月に入社した新入社員が研修を終えて、6月から配属されるという企業もあるのではないでしょうか。
今日は、新入社員にまつわるある出来事についてご紹介したいと思います。
『社内でアイスを食べた新入社員を注意 法務部に密告される事態に』
これは、2ヶ月間の新入社員研修を担当する信夫さん(仮名)が体験した出来事です。
研修がスタートし1ヶ月が経過した頃、新入社員は徐々に緩み始めたそう。居眠りとか遅刻が増えたり、机の上にスマホを置いて操作しながら研修を受ける子もいたが、“うざい”とか言われるのが怖く、注意することを躊躇っていた信夫さん。
2ヶ月間の新入社員研修が終わりを迎えようとした頃、男女4名の新入社員が休憩時間に、研修室内で談笑しながら食べていたのが“アイス”だった。もちろん時間内であれば何をしてもらっても構わない。でもアイスを食べるという発想にはびっくりした。
信夫さんは、彼らの為を思い、注意をした。しかし、「休憩中におやつって駄目なんですか?」と反抗されてしまう。
そして、研修終了後、新入社員から法務部に「新入社員研修でおやつにアイスを食べていたら注意された」と告げ口をされてしまう。
いかがでシカ?
皆さんは“休憩中のアイス”、どう思いますか?
この記事を読んだ感想として、
①新入社員が研修中の休憩時間にアイスなんてけしからん
②チョコレートもアイスも同じ。休憩中にアイスは普通のこと
この2つに分かれると思います。
どちらが正しいとか、正しくないとかではなく、現在、管理職をされている方々が新入社員だった頃に“常識”だと思っていた暗黙のルールが、今は通用しない時代だということです。今の若者世代にとっては“普通のこと”なのです。
管理職の方、これから新入社員の教育担当をされる方は、新入社員や若手社員とこのようなギャップがあるということを理解した上でコミュニケーションを取り、そのギャップをお互いに認め合う関係性を築いていく必要があります。
更に、入社式以降テレワークで会社に出勤していない新入社員にとっては、社会のルール、常識、ビジネスマナーを知ること自体が遅れているのでそこにも注意してください。