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大八木監督の変化!時代に合わせた指導法にアップデート

2023/01/19

 

今年の箱根駅伝で総合優勝を果たし、
出雲駅伝、全日本大学駅伝と
学生3大駅伝三冠を達成した
駒澤大学陸上競技部。

「男だろ!」の声かけで有名な
大八木弘明監督が今年の3月で
退任されることも話題となりました。

 

駒澤大の強さの要因の一つとして、
青山学院大学駅伝部の原監督は
“大八木監督の指導法の変化”
をあげています。

 

過去には、
「何がガッツポーズだ!バカやろう!」
「白バイを抜け!」
といった厳しい声かけで
選手を鼓舞するなど、
強力なリーダーシップで
チームを率いてきた大八木監督。

しかし、ここ数年、
チームが低迷したことをきっかけに、
「自分の指導が間違っているのかも」
を指導方針を見直し、
選手との接し方を変えたそうです。

 

大八木監督の教え子であり、
次期監督に任命されている藤田ヘッドコーチは、
「昔は監督がこうといったら、こう。
言われた通りにやれば
強くなると信頼して練習に取り組んできた。
今は、(練習メニューなどを)
何パターンか示した上で選手に選ばせたり、
そういった対話をすることが多くなった」
と、牽引型指導から対話型指導に変化
したことをインタビューで語っています。

 

また、大八木監督は、
選手の性格によって
声のかけ方も変えているそうです。

8区を走った赤星選手には、
厳しいことを言ってもしょげてしまうから、
常に優しい声かけを、
と、レース終盤、
「ここから行くよー」
と優しく声をかけました。

逆に、2区の田澤選手は、
ゲキを飛ばさないと動かない、と、
「うしろ5秒!
いいか!前、前、前、前だ、前!」
と声をかけています。

 

指導法の変化について、
大八木監督自身はこのように語っています。

「昔は一方通行でやっていても
我慢しながらやってくれたけど、
今は一方通行では通じない
私だけで決めるのではなく、
選手にも考えさせながら実行する。
コミュニケーションをとって
選手たちに納得させる
指導の仕方に変えてきています」

 

まさにコーチングですね!
自身の成功体験に囚われることなく
時代の変化に合わせて、
自らも変化することができたからこそ
三冠という偉業を達成できたのでしょう。

これまでの自分を「変える」
ことはそう簡単ではないですが、
自分自身の指導法を見直し、
自らをアップデートしていきましょう!

 

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参考
『駒大次期監督・藤田敦史ヘッド、大八木監督に感じた指導法の変化 牽引型→「対話型」/箱根駅伝』
『「赤星には常に優しい言葉かけないと。円とか田澤はゲキ」駒澤大学・大八木監督流の“声かけ”』