さて、もうすぐ新年度が始まります。新人が入社してくる時期ですね。新人が社会人になっておどろいたこと、それに対して先輩社員が新入社員におどろいたことのランキングを見つけたので、紹介します。
■新人のおどろき
【1位】 発言や休暇は空気を読んでから
【2位】 仕事のマニュアルや説明がなかった
【3位】 台風・大雪でも出勤する
【4位】 あまり飲みに誘われない
【5位】 仕事をだらだらやる
【6位】 データに基づかないアナログな判断が多い
【7位】 プライベートのことを聞かれない
■先輩のおどろき
【1位】 友達感覚で話しかけてくる
【2位】 プレゼンなど人前で話すのが上手
【3位】 プライベートを優先する
【4位】 周りと競わない
【5位】 手取り足取り教える必要がある
【6位】 仕事への不満を隠さない
【7位】 職場の固定電話を率先して取らない
新人側、先輩側でおどろきの内容が全く違うことが伺えます。新人のおどろきからは、「有休があるのに取ってはいけない暗黙のルールがある」(26歳女性)など、会社に入ってからわかることや、仕事のマニュアルがないことに関して「マニュアルがないことでミスが改善されない」(29歳女性)、「いちいち口で説明して非効率」(28歳女性)など、問題点を指摘する声も目立ちました。【4位】 あまり飲みに誘われない、【7位】 プライベートのことを聞かれない等に関しては、「ゆとり世代」を慎重に扱っている先輩ということなのでしょうか。時代を映しているといえるでしょう。
先輩のおどろきには近年よく挙がっている新入社員の特徴がよく出ています。「友達感覚でなれなれしいときがある」(43歳男性)、「男同士で月1回行く飲み会に誘ったら、きっぱり断った」(54歳男性)などがそれにあたるでしょう。おどろいた内容にマイナス面が多いのも、ゆとり世代に慣れていない人がまだたくさんいるという証拠だといえます。その一方で、【2位】 プレゼンなど人前で話すのが上手など、国際化の流れを受け自分の意見を人前で話したり討論したりする機会が少しずつ増えている学校教育が功を奏しているパターンもありました。
今年は小学校1年生時からゆとり教育を受けてきた世代が、4年制大学を卒業して入社する年でもあります。これからもっとゆとり世代の行動に驚かされる人も多いのでしょうか。
先輩と新人がわかりあう日が来るのが待ち遠シカ!