WBCで活躍した
福岡ソフトバンクホークスの
甲斐選手、周東選手、牧原選手。
実は3人とも入団当時は
育成選手だったんです!
ホークスは、
12球団の中でもっとも
若手の育成に力を入れている
チームだと言われています。
先日は、
球団の指導理念や考え方をまとめた
『ホークスメソッド』
を発表しました。
この『ホークスメソッド』は
「自ら考え、学び、
自己実現できる選手を育てる」
ことを指導理念として掲げ、
「主役(選手)の意志を尊重し、
一人ひとりに粘り強く寄り添う」
ことを、指導者の役割と定義しています。
具体的な取り組みとしては、
①選手をよく「観」よう
②「長所」を見つけ、伸ばすことを助けよう
③「気づき」を与え、自ら考えることを促そう
④小さな「成功体験」を重ねて、やる気を引き出そう
⑤「競争」や「挑戦」を通じて、成長を加速させよう
⑥過去の経験や知識にとらわれず、「学び」続けよう
⑦周りと連携し、みんなで「育成」しよう
プロ野球界で、
このような指導マニュアルを
打ち出すことは珍しく、
逆に言えば、それだけ
若手の育成が難しくなっている
ということです。
①~⑦のすべてが
若手育成のためには重要ですが、
僕は特に3つ目の
『「気づき」を与え、
自ら考えることを促そう』
を大事にしてほしいなと思います。
これは私たちコーチが
もっとも大切にしていることでもあります。
「気づき」は
行動の原動力になります。
他者から教えられたり、
指摘されるのではなく、
主体的に取り組めるような
関わりをすることが
今の若手指導では求められています。
スポーツ界では、
自分の受けてきた指導や経験が
指導としてそのまま
反映されることが多いです。
ビジネスの世界でも、
そういうこだわりを持っている
方がいらっしゃいますが、
はっきり言って
そのやり方ではもう通用しません。
若い世代一人ひとりの
個性や仕事観を尊重した
指導をしなければ、
若手はつぶれてしまいます。
『ホークスメソッド』
ぜひあなたの指導に
取り入れてみてください!
参考:『福岡ソフトバンクホークスの育成の考え方・ノウハウから導き出した育成方針「ホークスメソッド」を策定』