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「ふわふわ言葉」で職場のコミュニケーションを円滑に

2022/09/14

先日、弊社のスタッフがこんなことを話していました。
「毎日、言われないと宿題をしない子どもを叱ったら、
『お母さん、それチクチク言葉だよ』と言われた」と。

皆さんは、この「チクチク言葉」ご存じですか?

 

調べてみると、小学校低学年の道徳の授業で
「ふわふわ言葉」とセットで取り上げられるようで、
チクチク言葉は、言われると嫌な気持ちになる言葉。
ふわふわ言葉は、言われると嬉しくなる、
やる気が出る言葉だそうです。

 

ビジネスシーンで言うと、
「こんなこともできないのか」
「何度言えば、分かるんだ」
などがチクチク言葉、
「さすが、◯◯さん」
「◯◯さんのおかげ!」
などがふわふわ言葉に当たるでしょう。

厳しさが通用しない今どきの若手社員に
チクチク言葉を使ってしまうと
彼らはたちまちやる気を失ってしまいます。

かといって、ふわふわ言葉を多用しすぎると
成長しない、
仕事なんだから甘いことばかり言ってられない
と思う方もいらっしゃるでしょう。

 

でも、この「ふわふわ言葉」と
コーチングスキルの1つ「Iメッセージ」を併用すると
部下を叱る・注意するときにとても有効
です。
(Iメッセージについてはこちら

例えば、部下の作成した資料にミスがあったとします。

チクチク言葉で注意するなら、
「この資料、ミスばかりだよ。 ちゃんと見直したの?
いつも同じようなミスばかり、何度言えば分かるんだ…」
このような感じでしょうか。

これを、ふわふわ言葉とIメッセージを使って注意すると
「資料作成、ありがとう。
資料のミスが多かったけど、一度、見直しをするようにすると
もっといい資料になると思うよ。
次はしっかりお願いね」

 

Iメッセージは、
相手が受け取りやすく印象に残りやすい
という特徴があるので、
部下にとっても抵抗感がありません。

この時に、仕事の量が多くないか、
仕事のやり方に問題がないか、などを確認し、
問題がある場合は、改善や対策を話し合う
さらに良いでしょう。

 

ふわふわ言葉は、
決して部下を甘やかす言葉ではありません。
コミュニケーションを円滑にして、
お互いが気持ちよく仕事ができ、
信頼関係を築くための言葉として
ぜひ活用してみてください。

参考:
『強い上司は「時代遅れ」で嫌われる!10年で大変化したリーダーの常識』
『職場のコミュニケーションを気持ちよくする「ふわふわ言葉」』