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「叱る」の難しさ

2019/07/03

昔、大人気だったラグビーのドラマはロッカールームでコーチが各選手の頬を張るシーンがありましたが、近年の部活動を取り扱うドラマでは暴力的描写はほとんど見られません。
その一方で、学校の部活動の顧問やコーチによる体罰やパワハラなどニュースで耳にすることがあります。
時代の移り変わりとともに指導方針なども変わってはいるのでしょうが、現場では体罰やパワハラなどは根強く残っているようです。
では、部活をがんばった先にあるプロの世界の指導は変わっているのでしょうか。
そんな記事を見つけましたので、ご紹介します。

 

巨人・原監督&阪神・矢野監督の「公開説教」はアリなのか?

記事では、チームベンチで監督がミスをした選手を呼びつけ、叱責したことに触れています。もちろんテレビでもその様子は中継されていました。スポーツ記者によれば「公開説教は監督が特定の選手を厳しく叱り、選手全員をピリッとさせる手段のひとつ」。「(公開説教は)相手を見てやっています。みんなの前で叱っても平気なヤツもおれば、そういう教育を受けていないと落ち込んでしまうヤツもおる」というのは昨年までソフトバンクでコーチを務めた達川光男さん。
記事の中で、彼は若者の指導の難しさを指摘しています。
「球界でもゆとり世代の影響はありますよ。昔は試合中のミスに対し、手を出さないまでも、ベンチで“二軍に行くか、坊主頭になるか、どっちがいい”とやったものですが、今の時代は“もう一回、一から出直すか”という選択肢も付け加えないといけない。“一から頑張ります”と答えれば、それでその場を収めて翌日もチャンスを与える。それがパワハラだとソッポを向かれないためのポイントなんです。言葉を選んで指導している。挽回のチャンスをすぐに与え、同じミスを繰り返した時に初めて二軍に落とす。いわば、公開アドバイスです。」

 

ビジネスとプロスポーツでは勝手が違いますので、見習ってみては、とはいえませんが、考えるヒントにはなると思います。
公開で叱られるとポキリと折れてしまうのは、あなたの部下や後輩だけではなく、プロ野球選手もですし、叱って終わりにするのではなく、その後のアフターフォローが大切だというのも同じなのかもしれませんね。