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「常識」という言葉は時代遅れが「常識」!?

2018/07/18

指導中に職場の新人が、急にスマホを触り始めた。

皆さんならどう思いますか?

「私の話、ちゃんと聞いてるのかな?」
「おいおい…仕事中に遊びだしたよ…」
「何してるの?SNS?」

皆さんならどうしますか?

呆れて無視する?
何をしているのか尋ねる?
今「今仕事中なので」と注意する?
「いったい何考えてるんだ!」と怒鳴る?

 

ツイッターで「医学生が実習中にスマホでメモを取っていると指導医に「スマホをいじるな!」と怒られるらしい」という内容のツイートを見かけました。

医学生としては、真面目に勉強・実習にあたっているのになぜ怒られなければならないのか、本当にびっくりしたと思います。反対に、指導医も急にスマホを操作し始める実習生を見て、実習中なのに!と驚いたことでしょう。

学生は「メモはスマホで」が常識、指導医は「メモは紙にペンで」が常識。お互いが「常識」だと思っていることが異なっているために起きた出来事です。

ツイッターのつぶやきですから、内容の真偽は定かではありませんが、板書はカメラ機能を利用、ちょっと気になることがあれば携帯端末のメモ機能や音声機能を使う、教科書は電子書籍…という学生は多く存在しています。あなたの職場へ配属されてきた新人もこれから配属される新人も、メモは紙とペンで…なんて想像もしてないかもしれません。

多くの価値観が若者世代とは共有できず、ついつい「最近の若者は…」と言いたくなりますが、彼らとは生まれた時代が違い、育つ過程で使ってきた物も育てられ方も異なります。そのために「常識」と思っていることも異なるのです。

だからと言って、頭ごなしに彼らの「常識」を否定する必要も、彼らの「常識」におもねる必要もありません。「常識が異なる」という事実がそこにあるだけなので、コミュニケーションを図りお互いの妥協点を見つけていく。その中で、お互いの能力が存分に発揮できる職場環境は整っていくのではないでしょうか?

「自分の常識」は常識じゃないのは常識を合言葉に対話を図って欲しカ!