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「指導のうまい人」ってどんな人?

2018/05/09

 

人は「育てる」のではなく自ら「育つ」。そういった考えのもと指導ができる人は、どのくらいいるのでしょうか。

以下の記事では、ユニ・チャームの高原豪久社長が社員を育てるために行っている「誕生日メール」について書いてあります。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO29593320Z10C18A4000000?channel=DF041220173309

記事の中にリーダーとして大事なのは、『気づかせる』こととありますが、まさにそのとおり。人は、自分で気づくことができて初めて動くことができるのです。気づかせることのできる人は、指導がうまい人、ともいえるでしょう。

私自身、「コーチ」という職業をやっているのですが「コーチング」にはこれに通ずるものがあります。コーチングには、「3つの哲学」というものがあるんです。

【コーチングの3つの哲学】
①答え、能力はその人自身にすでに備わっている
②その人に気づきを促す
③その人の主体的な取組みをサポートする

この哲学の①、②に注目です。これはどういうことなのでしょう。

まず、「答え、能力はその人自身にすでに備わっている」。
これは、その人の目標達成のために必要な答えや能力はすべてその人の中にあるということです。そして、その能力や可能性を引き出すには指導者が「その人の中に無限の可能性がある」と信じなければなりません。

次に「その人に気づきを促す」。
これは、「その人の中に眠っている答えや能力」をその人自身に見つけさせ、自分の中に答えや能力があることに気づかせることです。コーチングとは、その人に気づきを促し、最終的には自らやりたくなるような取組みをサポートすることです。これは、社員教育や部下指導のみならず、あらゆる組織内や家庭内でも活用することができます。

「指導」は一方的に教えることではなく、相手に気づかせて自ら動くようにサポートすること。これがわかるだけでも、効果的な指導ができるようになります。

コーチングを使って、効率的かつ効果的な指導にしましょう!