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なぜ、オンラインはストレスを感じる?① ~弱点編~

2021/05/19

新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活様式が大きく変わって1年以上が過ぎました。
多くの企業で、「密」を避けるためにオンライン化を取り入れるなど、様々な取り組みが行われた1年だったのではないでしょうか。
しかし、コロナの影響を受け始めて1年超。すっかり定着した「オンライン化」にストレスを感じている方も多いようです。
そこで、オンラインでストレスを感じる原因とその対処法について、2週にわたって取り上げたいと思います。

 

■「オンライン飲み」が廃れた理由
社内や取引先との「オンライン会議」はすっかり定着した一方で、いつの間にか聞く機会が減った「オンライン飲み」。
「終電を気にしなくていい」「居酒屋より安上がりで懐にも優しい」と好評だったが、1度目の緊急事態宣言が出た1年前と比べると、すっかりブームが去ってしまったようです。その理由として、

『やはり直接顔を突き合わせて飲むのと感覚が違う。居酒屋で飲む時の「あっ、今からこの人が話すな」っていう空気感がオンラインだとつかめない
声が重なったり、なかなか会話が進まずにストレスになって自然消滅してしまった。』

このように、オンライン飲みにストレスを感じていた方は少なくないはず。飲み会だけでなく、オンラインで行われる会議や面談にストレスを抱えている方も多いことでしょう。
なぜ「オンライン」にストレスを感じてしまうのか。それは、オンラインが持つある弱点が原因だと思われます。

 

■オンラインの弱点
オンラインは、ノンバーバルなコミュニケーションが非常に取りにくいという弱点があります。
ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーションとも呼ばれる)とは、身だしなみや身振り、表情、視線などの視覚情報、声のトーン、声の大小、話すスピードなどの聴覚情報を通して伝わる言葉以外のコミュニケーションのことです。
メラビアンの法則では、言葉がメッセージ伝達に占める割合はたった7%で、残りの93%はノンバーバルなメッセージによって判断されると言われています。

オンラインでは、画面越しでの会話になるため、相手の感情やその場の空気感、肌で感じる独特の緊張感など、対面であれば自然と感じられる情報を読み取ることが非常に難しくなります。
その分、会話(言葉)の中から相手の感情を察しようと気を使ってしまう結果、ストレスを感じやすくなってしまう可能性があります。

 

今後、コロナが収束したとしても、新しい生活様式は継続されると考えられます。オンライン飲み会はなくなったとしても、オンラインの会議や面談はこれからも続くことになるでしょう。

次回は、オンライン会議等で相手に伝わりやすい話し方、ストレスの軽減方法について書きたいと思います。
来週もぜひ読んでほシカ!

 

参考:『「オンライン飲み」はなぜ廃れたのか 「逆にストレスだった」参加者に聞いた本音』