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イチロー選手が子ども達に伝えた最後のメッセージ

2019/12/26

今日はクリスマス。街の賑わいもピークです。今年も残すところあとわずかとなりました。
先日発表された2019年の流行語大賞の選考委員特別賞に、今年3月に現役を引退したイチロー選手が引退会見で語った『後悔などあろうはずがありません』が選ばれました。日本で9年、アメリカで19年、数々の記録を打ち立ててきたイチロー選手の引退会見は今でも印象強く残っています。

そして、22日に行われた今年が最後の開催となった少年野球大会「イチロー杯」の閉会式でイチロー選手が自らの経験から子ども達に向けて語った最後のメッセージにまた感銘を受けました。一部抜粋してご紹介したいと思います。

  • 自分で鍛えて
    今みんなは学校で先生にいろいろ教えてもらっていると思うけれども、教える側の立場の人間、先生たちはなかなか難しいらしいです。生徒の方が力関係で強くなっている状況があるようで、僕は心配というか、どうやって教育するんだろうと考えることがあります。中学、高校、大学と社会人になる前に経験する時間、そこで自分自身を自分で鍛えてほしい。厳しく教えることが難しい時代に誰が教育をするのか。最終的には自分で自分を教育しなければいけない時代が来たのだと思います。

 

  • 体験して感じて
    僕が28歳で米国に渡って大リーグに挑戦し、調べれば知識として分かることであっても、外に出て初めて分かることがたくさんあった。傷つくこともあるし、楽しいことだってある。ただ知識として持っているのではなく、体験して感じてほしい。そういう経験を将来みんなにしてほしい。あって当たり前のものは、決して当たり前ではないと気付く、価値観が変わる出来事をみんなに体験してほしい。

 

日本、アメリカで活躍し、偉業を成し遂げ、日本を外から見てきたイチロー選手だからこそ言える言葉。子どもだけでなく、大人、ビジネス全てに通じるメッセージです。

 

今年のブログはこれが最後となりますが、来年も「自分自身を自分で鍛え」常に成長し続けて行きたいと改めて感じました。そして、来年も様々なことにチャレンジし、知識を超える体験をして行きたいと思います。1年間、ブログをご覧いただきありがとうございました。皆さま、良いお年をお迎えください。

 

参考
『イチロー、最後の「イチロー杯」で熱弁…野球少年たちへのメッセージに込めた思い』

『イチロー氏のラストメッセージ全文掲載 24回で大会に幕』