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コーチの存在はやっぱり大きい!!

2021/06/17

先日行われた陸上の布勢スプリントの男子100m決勝で、山縣亮太選手が日本新記録9秒95で優勝しました。日本人では4人目の9秒台。
9秒台はいつ出てもおかしくないと期待されながらも、肺気胸や右足首靭帯断裂、右膝蓋腱炎など度重なる怪我で近年は苦難の連続。
最もつらかった時間は怪我の真っ最中ではなく、意外にも回復に向かった時だったそう。

広島の名門進学校を経て慶大に進学した山懸選手。
大学時代からコーチをつけないセルフコーチングのスタイルをとっていました。
しかし、今年2月から母校の慶大でコーチを務める高野大樹氏に師事。
コーチをつけたことで、授かったのは客観的な視点でした。

 

膝に負担をかけないために、動きから変える必要があった中、頭の中では動きを変えないといけないとなんとなく思っていても、どう変えていくのか練習メニューの引き出しがなかった山懸選手。
高野コーチは山懸選手の課題を聞いて、それについてどう取り組むか一緒に考えたそうです。

セルフコーチングのスタイルは変えず、間違っていることがあったら教えてほしいとコーチとコミュニケーションをとった結果が今回の大記録につながったのでしょう。

参考:『山縣亮太が「10年に一度の風」を呼ぶまで 見放された男の挫折、愚直さ、そして9秒95』

 

アスリートにとって、コーチ(指導者)の存在が大きいことが分かります。
ビジネスにおいても同じで、コーチの最大の役割は、クライアントの目標達成をサポートすることです。
しかし、クライアントが、先入観や思い込み、これまでの経験や習慣などにとらわれて視点が凝り固まっていると、行き詰まりを感じたり、新しい発想が出づらかったりと行動にブレーキが掛かってしまうことがあります。

この“凝り”をほぐし、ブレーキを外すのがコーチの役割なのです。
常にクライアントを客観的な視点で観察し、必要に応じて視点を変えるための質問を投げかけることができるのが優秀なコーチなのです。

 

「怪我は走りの課題を突きつけてくれるもの。しっかり克服できれば良い走りができる」と頭を使うことだけはやめなかった山懸選手。
コーチをつけることによって「課題」を客観的な視点でとらえることができるようになり、「動きから変える」という今までやってこなかった新たな「走り」にチャレンジしたことで、9秒台を成し遂げたのです。
コーチの存在はやっぱり大きい!!

 

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