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ラミレス監督の、理想の監督像

2018/03/30

現役時代、その実力とユニークなパフォーマンスで人気を博したアレックス・ラミレス氏。2016年に横浜DeNAベイスターズの監督に就任してからはパフォーマンスを封印し、チームを2年連続でAクラスに導くなど、指導者としての顔を際立たせています。彼が「理想の監督像」について語った記事について見ていきましょう。

 

彼が理想としている監督像は、「ボス」として君臨する姿ではなく、「リーダー」として皆を引っ張っていく姿。一般的にボスというと、厳格であり、時に強圧的な側面も見せるというイメージがあり、ボス型の監督の姿勢としては、「選手を使う」という印象がつきまとうものです。また、自分こそがチームの司令官であるとの思いが強く、自分は命令を下す立場にあると信じている人が多いのです。

 

一方、彼が理想とするリーダー型の監督は、これとは大きく異なります。このタイプの監督がつねに考えているのは、次のような事柄。

 

「選手たちを育成したい」

「選手たちを指導したい」

「選手たちの前向きな気持ちを奨励したい」

「選手たちのやる気を刺激したい」

 

こうした姿勢をつねにベースとし、選手に何か問題が生じれば、それを修正する手助けをするのです。そしてその際には、どうすれば修正できるのか、実際に自分が手本を見せていきます。

「いちばんに考えるべきは選手であり、自分のことであってはならない」とわきまえているのがリーダー型監督の特徴でもあります。試合で良い結果が出れば、その功績はすべて選手のものとするスタイルが徹底しているのです。選手との会話の中で主語を口にする際には、「私」ではなく「私たち」を使う姿勢も大切です。この姿勢こそが、選手の才能を最大限に引き出し、より良い結果につなげられる、と彼は考えています。

スポーツの監督はどうしても司令官のような存在の「ボス型」が多いもの。それに対し、いかにして選手をサポートできるのかを考え、選手のことを第一に考えるのがが「リーダー型」なのですね。ラミレス監督の目指すこの「リーダー型」の監督は、選手の立場から見ても、「自分のことをきちんと考えてくれている」と感じるのではないでしょうか。上から司令するのではなく、一緒に頑張っていこうという姿勢は、上の立場に就く人には大事なことかもしれませんね。

「リーダー型監督」と一緒に選手も成長してほシカ!