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三日坊主は卒業!?

2020/09/23

目標達成の秘訣は「続ける」ことです。
ですが、三日坊主という言葉があるように、
続けることができないからこそうまくいかないんじゃないか!
という人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回は心理学に基づいた続けるためのテクニックを2つご紹介します。

 

その① 低い目標設定にする
人には「現状維持バイアス」という心理があります。
人には「損失を避けたい」という気持ちがものすごく強くあり、「利益」と「損失」の両方が目の前に差し出された場合でも、利益を得ようとするより損失を避けようとする行動に出るほうが多いのです。
何か新しいことをすると損をしてしまうかもしれないという不安から、現状を維持したくなる心理です。

例えば、資格取得のために勉強をするとします。
問題集を購入し、最初のうちは勉強が続きます。しかし3日目を過ぎた頃になると、だんだん面倒になりその問題集を手に取らなくなってしまう…。
実はこれ「現状維持バイアス」が働き、問題集に手をつけなくなっています。
「この問題集をやって、はたして本当に力がつくのだろうか?」という思いが湧いてくるためです。せっかくやっても力がつかなければ、そこでかけた時間や労力を損することになる。「やって損するようなことはやめておこう」となります。

この強固な「現状維持バイアス」を何とかするには、「成果が出なかったら損だな」という気持ちを起こさないように、この心理が働く大本となる「大きな成果を出そう」という気持ちを減らすことが重要です。
大きな成果や高い目標をクリアしようと思わなければ「できかったら損だな」という気持ちも起きないですよね。
そのため目標設定を低くして挑戦し始めるのは、心理学的には理にかなっています。

 

 

その② 中途半端で終わらせる
人には、完了したものよりも未完了のもののほうがその内容をよく覚えているという傾向があります。
これは心理学で「ザイガルニック効果(またはツァイガルニック効果)」と呼ばれるものです。

例えば、あと少しで終わりそうな仕事や、意味ありげに切り上げられた友人の話が妙に気になるという経験はないですか?
人は中途半端なものが気になるようになっています。

実際に行うときは次のようにしてみましょう。
集中時間と休憩時間を決めて、それを正確に守る。キッチンタイマーなどを使い、集中して取り組める環境をあらかじめ作っておきます。
そしてタイマーが鳴ったら、途中であってもすぐに手を止めます。「キリのよさ」より時間厳守を優先します。
「あー、なんか中途半端で嫌だ」という気持ちが、次のやる気につながるのです。

また「ザイガルニック効果」の応用で、を全力を出し切らずに、あえて「余力を残してやめる」という方法もあります。
「もう少しやりたいけど、今日はやめておこう」と余力のあるうちに切り上げ、「また次回やりたい」という気持ちにつなげるのです。

 

どちらも実行するのは難しくないテクニックです。
是非今日からやってみてくださいね!

 

参照:『やる気が出ない一日を変える「心理学的な手法」』