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会社に入っても“過保護”にされる!?今どき新入社員

2018/06/01

弊社が主催する「今どきの若者」に関する研修では、参加者の方から「今どきの新入はまったく・・・」という声をよく聞きます。「ゆとり教育で過保護にされてきたからだ」という意見が多いかと思いますが、下記の記事を見ると、実は彼らはいま会社に入ってからも“過保護”にされているのです。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180523-00000005-sasahi-life&p=1

・研修で姿勢や座り方が悪くても、それが「マナー研修」でないのならばあえて注意しない

・かつてはOJTとして、難しい仕事をさせることもあったが今はついてこられずに辞める人が出ると問題になるので、文書整理やデータ打ち込みといった雑用も上司や先輩がやる。

など、会社側も新人を辞めさせずに社内にとどめようと必死なようです。

しかし、

・研修期間に“お客様”扱いされても、支店や営業現場で下積みをさせられ「こんなはずじゃなかった」と辞める人が出てくる。

・就活や研修中は優しくされていたため、いざ仕事を始めると、イメージとのギャップに悩む。また卒業後3年ぐらいは『第二新卒』として採用してくれるため、転職先に困らない。辞められる企業にとっては大きな痛手。

・しわ寄せは課長ら中間管理職に行く。自分たちは厳しく指導されてきた世代だが、新人には優しく接しないといけない。

というように、やはり「ギャップ」で辞めていく新人が多く、そのしわ寄せは上の世代に。

このような事態を見て「ゆとりを甘やかすからだ」というのは簡単かもしれません。しかし、この「若者の過保護化」は若者が望んだことではなく社会の変化なんです。問題は、その変化の中でいかにして若者を育てていくか、ではないでしょうか。

「全然積極的でない」「言われたことしかやらない」などの「成長意欲がない」という色メガネ(先入観)で若者たちを見てしまうと、そのようにしか見えません。まずは色メガネをはずして、その人の良さを見るところから始めてみましょう。

人間には必ず成長したいという意欲やモチベーションがあります。人間には、ロボットと同じで必ず本人のモチベーションが上がる「やる気スイッチ」があるのです。指導者は、そのやる気スイッチを探し続け、押し続けるのが役割です。

ただただ過保護にするのではなく、彼らが成長できる方法を考えていきたいですね。

企業にも変わっていってほシカ!