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信頼関係を築く叱り方

2020/01/17

寒い日が続いていますが、皆さんは風邪など引かれていませんか?2019年はインフルエンザが過去2番目に早く流行入りしたそうです。
インフルエンザと言えば、「インフルハラスメント」と言う言葉を知っていますか?インフルエンザにかかった社員に対して、「仮病じゃないのか?」「このままずっと休むか?」「責任感がない」などといった心ない言葉を投げかけたり、出社してから嫌味を言うなど理不尽な言動を行うハラスメント。その結果、完治前に出勤する人が2割を越えており、感染拡大の一因になっているようです。

このようなハラスメントが行われる背景にはインフルエンザに対する認識不足や人員不足などが考えられますが、「ハラスメント」と言う言葉が様々に出回っている昨今だからこそ、「叱り方」には十分注意したいものです。

今回は、「怒る」と「叱る」の違い、信頼関係を築く叱り方のポイントをご紹介したいと思います。
■「怒る」と「叱る」の違い
「怒る」・・・自分の感情をぶつける
「叱る」・・・相手の「できていない点」や「改善すべき点」を指摘し、成長を促す
■信頼関係を築く「叱り方」3つのポイント
①自分の中の「怒り」「イラッ」「ムカッ」を鎮める
怒りの感情は5秒しか持ちません。イラッとしたら意識を別のものに向けるなどして、ちょっとの間、我慢。
②相手が受け取れるように伝える
・相手を責めない
・人格を否定しない
・長いお説教より短いメッセージ
・枕詞を活用する
③4ステップで叱る
第1ステップ)事実確認
第2ステップ)どのような迷惑を掛けたのか話し合う
第3ステップ)改善策を話し合う
第4ステップ)叱る(指導)・・・「枕詞+Iメッセージ」で叱る、支援・励まし
■最後は「枕詞+Iメッセージ」で叱り、支援・励ましで締める
叱られると思うと、誰でも無意識のうちに身構えてしまうものです。そこで、クッションの役割をする枕詞を使うことで相手が聞くための心構えができ、受け取りやすくなります。
<枕詞+Iメッセージの例> 「今、話しても大丈夫ですか。・・・なのが残念です。」
また、最後に今後の期待を伝え、励ましのメッセージを添えることが大切です。自分のために叱ってくれているということが伝わり、叱ってくれた相手に対して信頼感が構築されます。叱ることで「信頼関係」が築けるのです。
<支援・励ましのメッセージ例> 「これを学びとして今後に活かしてください。これからも戦力として期待していますよ。」

 

いかがでシカ?「叱る」という行為を通じて、部下の成長を促し、信頼関係を築くことができるのです。部下を感情のままに怒鳴りつけている方は、まずは冷静になり、この4ステップで叱ってみてください。