有限会社AEメディカル

資料請求

叱り方再考

2022/01/26

1月も最後のブログ更新です。
あと2ヶ月もすればあなたの職場にも
新入社員がくるのではないでしょうか?

2ヶ月後の指導に困らないように、
再度ご自身の指導を確認してみて欲シカ!
という事で、
今回は「叱る」についてです。

近年の理想の上司
「情熱」や「熱血」タイプよりも、
「親しみやすい」「優しい」
が選ばれています。

ですが、
部下に「優しい」ことを優先するあまり、
「叱る」ことをおろそかにして
十分な指導ができない
と悩んでいる方が多いのも事実です。

今回は指導される側の意見を元に
どのように「叱る」のが良いのか考えます。

「怒られて成長のためになるなら、
怒られたいです!
自分のためを思って怒ってくれる人なんて、
親以外にあまりいないですし」

叱られることに対して
成長するチャンスだと捉え、
好意的にとる人もいます。

しかし、指導する側として根強くあるのが
「ハラスメントだ」と言われたらどうしよう
という不安です。

「叱る」こと自体がNGなのではなく
その方法に注意する必要があるのです。
今時の若者のNGな叱り方は…

①みんなの前で怒る
周りに分かる形で特定の人を
「つるし上げる」怒り方は
「士気が下がる」と不評です。

②理不尽な内容で怒る
いくら「成長のため」と言われても
筋が通ってない、納得できない内容で
怒られるのも不評です。

③怒鳴る、感情的に怒る
何が間違っているのか、
なぜそうなったのかを確認せず
感情的に怒られるのは
想像するだけで辛いですね。

『叱る』というのは相手の成長や、
望ましい行動を促すきっかけを
つくることが目的です。

頭ごなしに感情的に怒ってしまっては
転職にきっかけになりこそスレ、
今の職場でもっとがんばろう!
というきっかけにはなりません。

叱ること=望ましい行動を促すきっかけ
とするのであれば、
部下が上司の考えを聞いて
『そうだよな!・なるほどな!』と
腑に落ちる感覚がなくてはいけません。

部下や後輩に
「どうすれば良いと思う?」と問いかけ
自分で考えさせると腑に落ちやすいですが
新入社員や職歴の浅い部下だと
それも難しいでしょう。

そんな場合は
●1回目は具体的に指示する
●大切なことだけでも漏れなく教える
●『この作業はなんのために必要なのか』を
全体の流れも含めて教える
●失敗した場合は、具体的な解決策を提示する
などを試してみてください。

新入社員は社会人1年生ですが、
未熟なだけで
何も考えていないわけではありません。

お互いが尊重し合い、
良い関係性を築ける叱り方を
実践して欲シカ!

 

参考:『部下を叱る上司は不要か 「怒られてもいいが…」若者がつけた「条件」』
『叱り方にはコツがある!部下を伸ばす叱り方4つのステップ』