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子どものやる気スイッチ、踏みにじっていませんか?

2018/02/19

コーチングで大事なことのひとつ。それは、「相手をどう見るか」ということ。コーチングは「その人の中に無限の可能性がある」という考え方に基づいています。理屈ではなく、「そう信じるか、信じないか」というものの見方の問題です。つまり、相手のよさや可能性を信じない人には、相手のミスや欠点しか見えません。大人が子どもに対してかける言葉も、「できない子」が前提になっていると子どもは大変傷つきます。

たとえばとある方の、息子さんとのこんな会話。

「お母さん、やっぱり、○○高校を受けようと思うんだけど」
「え~?!あそこは、あなたにはちょっと無理なんじゃない?」
「お母さんってさぁ、僕が失敗することを前提に、いつも考えてるよね」

「『相手の可能性を信じることが大切』などと人には言いながら、自分の子どものことはぜんぜん信じていなかったんだな~と、思いっきり気づかされました」とその方は言います。
悪気はなくても、この方のように、「あなたはできない子」という前提で接していることはないでしょうか。

「うわぁ~、今日は何も言ってないのに、自分から宿題してる~!明日、台風が来たらどうしょう?」
「何か買ってほしいものとかあるの?めずらしく、そうじなんかしちゃって」などの言葉。こちらに、「できない子」、「言わないとやらない子」という前提があると、つい、こういう言葉が出てしまいます。

下心などなく、「今日はやってみよう!」という気持ちになったのに、そんな心ない言葉で、たちまち、出鼻はくじかれます。

最初から、「失敗したい」と思っている子どもはいないし、もともとやる気がない子どもなんていないのです。「できるよ」、「あなたには力があるんだよ」という前提で接した時に、子どものやる気スイッチは自ずと入ります。

子どもは、大人が自分のことをどう思っているのか、こちらの前提を見抜く力にものすごく長けています。大人はどうでしょうか。大人も、子どもの本質にしっかり目を向けていきたいものです。子どもは本来、「もっと成長したい」、「もっとできるようになりたい」と思っている存在なのです。

子どもをどんな存在として見ているのかを見直してみるだけで、子どものやる気はもっと引き出されます。自分の言葉や接し方を振り返ってみるだけでも、大きく変わるかもしれません。

子どものやる気を育てていきたカ!

参考URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180203-00010002-benesseks-life&p=1