3月も残り1週間、4月にはいよいよ新入社員が入ってきますね。
今年はコロナウイルスの影響で入社式が中止や延期になったり、新入社員研修も分散して行ったり、テレビ会議システムを使用して遠隔で行う企業が増えているようです。

今日は新入社員の指導係を任されている方にぜひ読んでいただきたい内容です。4月から入社してくる新人を育てるためのコツをご紹介したいと思います。

まず、指導係が直面する新人に対する悩み
・指示待ちで自ら動かない
・やる気が感じられない
・欲がない
・失敗を恐れてチャレンジしない
・少し叱っただけですぐに落ち込む

新人を一人前に育てるという大切な役割を担っている指導係としては、このような新人の態度にヤキモキしたり、ストレスを抱えてしまう方も多いでしょう。
これは「ゆとり教育」を受けてきた時代背景やSNS普及の影響が大きく関わっているので、まずはそういった点から彼らの特徴を理解する必要があります。

「ゆとり世代の新人」の特徴
・自分の価値観や成長を大切にする
・お金より自由、仕事よりプライベートを重視する
・直接のコミュニケーション能力に弱い
・叱られる・怒られることの少ない教育
・仕事に対して受け身
・「他人に認められたい」という承認欲求はある
・安定志向

いかがでシカ？
とても扱いにくそうですよね。

でも、大丈夫！このような特徴を持つ新人でも、指導の仕方一つで戦力に変えることができます。
では、どのような指導をすればいいのでしょうか。

・自らの成長（やりがい）を感じさせる
・存在を認める
・教えるのではなく、一緒に考える
・明確な指示や目的、目標を与える
・叱るときには枕詞+Iメッセージを使う

このように指導する側がちょっと関わり方を変えるだけで、扱いにくい「ゆとり世代の新人」でも自ら積極的に動く、頼もしい戦力になってくれます。

この指導法を具体的に学べる公開セミナーを5月に開催します。新人を一人前に育てるために有効なコミュニケーションスキルや指導方法を、ロールプレイを交えながら学びます。
実践に近い形で行いますので、現場ですぐに使えます！
【5/19(火)開催】 管理職・リーダー対象『みるみる動く！今どき部下の育て方』

また、医療者・介護職者向けの公開セミナーも6月に開催します。こちらも、新人指導に役立つ内容が盛り沢山です。
【6/25(木)開催】 医療者・介護職対象『新人指導者（実地指導者）研修』

今年初めて新人指導を任されて不安を抱えている方、今現在、指導係をしているけど上手くいかないとお悩みの方、ぜひご参加下さい。