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新入社員の指導をもう一度確認しよう

2022/05/12

新入社員の学生気分もそろそろ抜けてきた頃でしょうか?
新人指導は順調ですか?
連休を挟み、指導する側の我々ももう一度気を引き締めて
指導に当たりたいですね。
今回は「非常識な新入社員」のケースを通じて、
新人指導をもう一度考えたいと思います。

Aさんは新卒入社。
2週間の全体研修を受けた後、総務課に配属されました。
Aさんはコンビニコーヒーを片手に初出勤。
それを見たB主任は、
「職場にコーヒーを持ち込むのは
禁止。飲むんだったら休憩室へ行って」
とぶっきらぼうな声で注意しました。

次の日の朝、Aさんはカフェラテを自席で飲んでいると
B主任にきつい口調で注意されました。
「(昨日注意されたので)今日はカフェラテです。
これだったら飲んでもいいですよね?」
「コーヒーもカフェラテも同じ。とにかくここで飲んではダメ」
「じゃあ明日は牛乳にします」
そして10時過ぎ、
Aさんは机でポテトチップスを食べ始めました。
「僕は夜型人間で朝食べないので、
10時になるとお腹がすいて毎日ポテチを食べちゃうんです」
就業規則にはありませんが、
総務課内はPCや書類の破損を防ぐため飲食は禁止。
B主任はイライラしながら注意しました。
「お菓子を食べてる音がうるさいし、
部屋中に匂いがこもってる。
明日からお菓子は昼休みに休憩室で食べて。
仕事中にお菓子を食べるなんて常識がないよ」
Aさんは翌日以降も10時になると
食べるときに音やにおいが出ない
おにぎりやパンを食べ続けました。
B主任はそのたびに険しい顔でしたが、
どうせ注意をしてもダメだろう
と思いそのままやり過ごしていました。

注意しても全く響かない新人、あなたならどう指導しますか?

まず、Aさんは飲食禁止であると認識できていたのか
確認する必要があります。
コーヒーで注意されたのでカフェラテにした、
という点を見ても
職場で飲食禁止だと認識できていなかった
可能性が非常に高いです。

コーヒーで注意されたんだから、
飲食禁止だってわかるでしょ、
と思う指導者の方は今一度気を引き締めましょう。
何度も繰り返し言っていますが、育ってきた環境が違うので、
指導者側の当たり前は、若手の当たり前ではないのです。
特に新入社員の場合は、社会に出たばかりで、
仕事に慣れ職場内のマナーが身に着くには時間が必要です。
誤りがあった時点でその都度、指導する必要があります。
その際「なんのために」という
理由を添えられるとより良い
ですね。

最後に注意してほしいのが、叱り方や注意の仕方です。
B主任が言った
「仕事中にお菓子を食べるなんて常識がないよ」
の言葉はNG。
「お菓子を職場で食べること」
ではなく「Aさん」に焦点を当てて注意しています。
叱る時や注意するときは「人」に焦点を当てるのは
避けてください。

気を引き締めて一緒に素晴らしい「人財」をつくりたカ!

 

参考:『「非常識な新入社員」を叱ったら「パワハラされた!」と訴えられ…30歳主任を襲った災難』