先週に引き続き、新しく日本ハムファイターズの監督に就任した新庄氏のリーダーとしての姿についてお話しします。

新庄監督ことビッグボスのリーダー像のキーワードは４つです。
1.ワクワク感
2.自分の可能性を信じることができる
3.自信過剰のエネルギー
4. 正しい努力を積み重ねる
今週は残り２つをご紹介します。

3.自信過剰のエネルギー
自信過剰なCEOが率いる企業は従業員の離職率が低いという研究結果があるそうです（シンガポール経営大学の研究　米国企業1,921社を対象に実施（1993年～2011年））。
従業員が会社とリーダーのビジョンを信じているため、従業員の労働コミットメントがより強力になります。さらに自信過剰なCEOが持つ強い信念は、周囲の企業や人物も引きつけ、ビジネスがより良い方向に発展していきます。

以前新庄氏は「自分はこれまで “無理” をクリアしてきた」とYouTubeで自信満々に語っていたこともあります。
監督就任の記者会見でも、彼の頭の中には明確なビジョンがあり、それを選手たちと共有しようとする姿勢も垣間見えました。

“自信過剰” は言い過ぎかもしれませんが、自信満々な新庄監督は、選手やファンを惹きつけ、チーム全体を盛り上げるエネルギーとなるでしょう。

4. 正しい努力を積み重ねる
新庄監督の派手で奇抜な雰囲気や、突拍子もない言動や自信満々姿勢の裏には絶え間ない努力があってこそです。
選手時代もかなり練習していたそうです。
監督になるまでにも大変な努力を重ねたそうです。

そして努力の積み重ね方を知っているからこそ
「優勝なんかいっさい目指しません､僕は。『高い目標を持ちすぎると、選手というものはうまくいかない』と思っているんですよ。一日一日地味な練習を積み重ねて、シーズンを迎えて、何気ない1日を過ごして勝った、勝った、勝った。それで9月あたりに優勝争いをしていたら、『さあ優勝を目指そう』と気合の入り方が違うと思うので、そういうチームにしていきたいなと。優勝なんかは目指しません」
という言葉になるのでしょう。

成功するリーダーは正しい努力を知り、積み重ねる（小宮慶一）という言葉があります。
新庄監督のリーダーシップから目が離せませんね。

参考：
『なぜ私たちは “ビッグボス” 新庄剛志監督に期待を抱かずにはいられないのか？』
『新庄剛志監督が就任会見で見せたリーダーの資質』