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“謎マナー”② ~オンライン会議でのマナー編~

2021/07/08

先週のブログで、ビジネスや冠婚葬祭、食事の場面等に存在する“謎マナー”についてお話しました。
マナーは、お互いが気持ちよく過ごすための心遣いなので決して相手に押し付けたり、強制するのはNGです。
『“謎マナー”押し付けていませんか?① ~マナーの基本編~』

 

今週は、オンライン会議で良好な人間関係を築くためのマナーや配慮すべき点について書きたいと思います。

 

コロナ禍で急速に広まったテレワーク。テレワークにはオンライン会議が欠かせません。
ネット環境があればどこからでも参加できるオンライン会議ですが、画面上でのやり取りは直接会って話をするとき以上に配慮が必要です。

①  オンライン会議の画面上での席次
ここを気にするのは、“謎マナー”と言えるのかもしれません。
画面上の席次にこだわるよりも、話をする人に参加者が注目できるような席次にする、発言者の発表や会議自体を途中で遮ることのないようネット環境を整えておく等の配慮が必要です。

 

②  カメラのオン・オフ
オンライン会議でのカメラのオン・オフについては、意見が分かれるところではありますが、原則的にはカメラオン(顔を出して)で入るのがマナーではないかと僕は考えます。
顔が見えない状況は、相手に不安や不信感を与えかねません。
しっかりとコミュニケーションを取る、相手と情報を共有(共感)して信頼関係を築くためには視覚からの情報は重要です。
(オンラインの弱点についてこちらの記事に書いています。ぜひ参考にされてください。)
『なぜ、オンラインはストレスを感じる?① ~弱点編~』

オンライン会議の主催者は、「今回の会議はカメラオンで行います」と事前に告知しておくと参加者とトラブルになることもないでしょう。
参加者が自宅から参加する場合、家の中を見られたくないなどの理由があるのであれば、バーチャル背景を利用されるのがいいかと思います。また、家の生活音が入ってしまうような場合には、発言しない時にはマイクをミュートにするなどの配慮をしましょう。

 

③  身だしなみや表情
会社に出勤しなくていいからと言って、身だしなみが疎かになってはいけません。
業種や社風によってルールは様々ですが、できれば明るめのビジネスカジュアルの服装を着用しましょう。
オンライン会議では基本上半身しか映りません。なので、たまに、上半身だけきちんとした格好をしていて、下の服装には気を遣わない方がいらっしゃいますが、立ち上がらなければならないこともあるかもしれませんので、全身の服装を整えておいた方が無難でしょう。

また、オンライン会議では、対面で話をする時よりも、相手の表情やその場の空気感を拾いにくいです。
表情は明るく笑顔で、身振り手振りは対面時より大きく・多くを心掛けましょう。
画面をじっと見ている姿が相手には不機嫌に映っていないか、このあたりもチェックしてみましょう。

 

今後、コロナが終息したとしても、この間にすっかり定着したオンライン会議という仕事のやり方がなくなることはないでしょう。
直接顔を合わせる機会が減ることでコミュニケーションが取りづらい等の不安もありますが、やり方次第では良好な人間関係を築くことは充分に可能です。

 

参考:『日本は“マナー大国”?謎マナー乱立の理由をマナー講師に聞いた』