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お花見における隠れたニーズとは?

2018/03/26

「エア花見」という言葉を聞いたことがありますか?僕自身は今年初めて聞いた言葉です。どうやら外で花見をすることを「リアル花見」、それに対して室内で花見をすることを「エア花見」と言うらしいのです。エア花見では、テレビ画面などに満開の桜の映像を映すことで「花見」をします。これだけ聞くと「風情がない・・・」「外で本物の桜を見るからこそいいのに」などの声が上がりそうなものですね。

この「エア花見」、徐々に人気が出てきているとのこと。メリットは、「料理が冷めない」「寒くない」「天候に左右されない」「現地に行く手間が省ける」「花粉症でも大丈夫」などなど。特に会社でのお花見イベントで需要があるということで、ここに人気が出てきた理由があるのではないかと思われます。

どういうことか。それは、「社内イベントだからこそ、楽に済ませたい」という社員の方々の隠れたニーズがあるからではないかと考えられます。たとえばプライベートでお花見をするとき、この「エア花見」をしたいと思うでしょうか?四季のあるこの国では基本的にその時期のイベントは現地で楽しみたいという人が多いもの。おそらく、多くの人は現地に見に行きたいと思うのではないでしょうか。

では社内イベントはどうして「エア花見」がいいのか。理由はきっとプライベートのお花見よりも社内でのお花見が大変だからです。お花見の場所取り、食事の発注、大量の荷物を抱えて現地へ移動、上司への気配り、宴会芸・・・など上げるときりがありませんが、きっと忙しくて桜をゆっくりと眺める時間はあまりないのではないかという想像ができます。そんな状態なら無理して本物の桜を見なくてもいい!というのが働く方々の本音なのかもしれませんね。

「エア花見」を、時代の変化と見るのではなく隠れたニーズとして見てみるとおもしろいかもしれません。

賛否両論もおもしろカ!