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部下の存在を認める

部下の存在を認める(師長に反感をもっているNSに対して)

Fさんは、病棟の方針に対してもそして師長に対しても反感をもっているようで、何事も素直に受けいれてくれません。
師長はFさんとの信頼関係を築くために、仕事ぶりを細かく観て、下記のような会話を度々繰り返していました。

【ナースステーションにて】
師長:
Fさんさすがね、なかなかお部屋から出てこない○○様をよく談話室までつれて来られたわね。
NS:
受け持ちですから・・・(笑いもせずに・・・)
【クリスマスパーティの後】
師長:
今日、Fさんと○○様が楽しそうに話しているのを見て、私は微笑ましく思いました。
きっとFさんが○○様に一生懸命関わっているからFさんには○○さんは心を開いているからなのでしょうね。
NS:
受け持ちですから当然です。(嬉しそうな表情で)

そして1ヶ月後・・・・変化が起きました。

NS:
師長、○○様のことについて相談したいことがあります。今いいですか?
師長:
もちろんいいですよ。
NS:
○○様は今の状態では外泊できると思います。患者様も前院からそのままこちらに入院して一度も自宅へ帰られないままなので、外泊させてあげたいのですが・・・
師長:
そうですね。外泊は今しかできないかもしれませんね。Fさん、よく考えていますね。○○様自身は外泊することをどう思っているのでしょうか?
NS:
私には一度、家に帰りたいと話されました。しかし、受け入れが長男のお嫁さんなので遠慮されて言えないみたいです。
師長:
Fさんはどうしたらいいと考えていますか
NS:
お嫁さんと面接しようと計画しています。お嫁さんの考えを聞いて、○○様の希望を考えて、可能な方法をとりたいと思っているのですが、面接の方法について、自信がありません。師長にどういうふうにすればうまくいくのか、その方法を教えてほしいのですが、かまいませんか。
師長:
私は何をどうしたらあなたの役に立ちますか?
NS:
師長が他の患者様を面接される時に同席させてください。面接の方法について実施で体験させて頂きたいと思います。
師長:
いいですね。一緒にやりましょう。私もFさんといっしょにできて嬉しいです。
NS:
よろしくお願いします。

師長はFさんの仕事ぶりを普段からよく観て、細かく声をかけるよう努めてきました。
時間は多少かかりましたが、Fさんは結果的に自分から師長へ相談してくるようになりました。1ヶ月前に比べるとFさんと師長の距離がグッと縮んできました。
またFさんの話し方にも変化が起きました。これまでどちらかというと強い口調だった彼女の話し方がとても柔らかくなったのです。

人材育成は急がないことが重要。
師長は、部下Fさんのことを信じて時間をかけて育成しました。

単にほめることだけではなく、部下の存在を認める。
師長はFさんの仕事ぶりを普段からよく見ていました。そしてその観察したことをそのまま伝えていました。

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