先日の台風10号で被災された皆さんに心よりお見舞い申し上げます。
と同時に、一刻も早い復旧をと頑張っていらっしゃる方々に感謝いたします。
弊社のある福岡は公共交通機関も運休となり、店舗も休業されたところが多くありました。
コロナ禍もそうですが、みんなが元気でつつがなく過ごせること、エネルギッシュに働けることのありがたみを痛感します。
さて、今回は「聞く」についてお話しします。
コミュニケーションの基本の「き」ですね。
「人の話を聞く」というのは日常的に行っていることですが、自信を持って「聞けている」と言える人はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
そして「聞けている」と自信を持っている人も、話している人は本当に「聞いてもらっている」と思っているでしょうか。
「聞く」ために抑えてほしい4点をお伝えします。
まずは聞く態勢を整えることです。
自分の何もかもを目の前にいる人の方に向ける姿勢をつくります。
何かをしながら聞かない。キーボードをカチャカチャしながら聞くなんて論外です。とにかく関係のない情報ができるだけ入らない工夫をする。例えば携帯電話などはそばに置かない。妨げるものはすべて排除し、一切、目に入らないようにするのも良いでしょう。
そして、話を聞く時にしっかりと相手の目を見る。
話の内容を理解しようと努めるのと同時に、相手の感情の変化にも注意を向けると良いですよ。
相手のどこが自分と同じで、どこが自分と違っているかを見極められるよう、能動的に聞くことも大切です。
最後に、話に割って入らない。
あなたと違う意見であっても、まずは最後まで相手の話をきちんと聞いてください。話をしている時に腰を折られることほど嫌われる行為はありません。人の話に割って入りたい衝動にかられてもグッとこらえる。話し始めたくなっても、相手が考えをすべて言い終わるまでは待つ。
しばらく続けていると、話に割り込みたい衝動を抑えることできるようになりますよ。
「聴く」や「傾聴(けいちょう:(耳を傾けて)熱心にきくこと)」などの言葉もよく耳にするようになり、「聞く」ことの重要性は徐々に認識されていると思いますが、人の話をよく聞くことは人間関係を築き、維持し、深めるうえで絶対に必要なことです。
話を熱心に聞けば、その人のことを気にかけ、大事にしていること、人間関係を保ちたいと思っていることが伝わります。
この素地があるからこそ、「ほめる」「叱る」お指導が十分な力を発揮するのです。
聞くは一日中様々なシーンでしている事です。
いつでも訓練する時間が取れるという事。
さあ!いますぐ!やってみてくださいね!