有限会社AEメディカル

資料請求

教育者としての「在り方」を学ぶことができました

大嶋 由紀 様

済生会福岡総合病院 看護部・看護部長

(職員962名・看護師513名・380床)

弊社に研修を依頼される前、人材育成や指導についてどのような課題がありましたか? 研修導入の目的を教えてください。

当院看護部が人材育成に力を入れ始めたのは平成11年です。それまでは1年交代の教育委員会が研修企画・運営をしており、継続教育とは程遠い体制でした。当時の看護部長の「5か年計画で新たな教育体制を構築してほしい」という思いの元、現在の教育体制の土台作りが始まりました。手探りでの新人教育、経年別研修の企画・運営、外部講師を活用した研修開催など、少しずつ形が出来上がっていきました。当初、5か年計画でスタートした教育体制の構築も10年が過ぎた頃、課題となったのは「指導者育成」でした。優れた看護知識・技術を持つ看護師=優れた指導者ではないこと、時代の流れも「先輩の背中を見て育つ」が通用しない時代になっていることから、次に必要なのは指導者を育てる仕組みづくりであると考えました。また、現場の指導者からは「新人看護師とのコミュニケーションが難しい」という声が聞こえてくるようになりました。そこで、指導者のコミュニケーション力を向上したい、という思いから平成22年に指導者を対象とした「コミュニケーション研修」を貴社へお願いすることとなりました。
また、人材育成の要は看護管理者であることから、貴社で開催されている管理者を対象とした「目標管理面接の進め方」や「ほめ方・叱り方セミナー」などに管理者を積極的に受講させていきました。
そして、看護界では数年前より「PNS®」という看護提供システムが開発され、当院では3年前より導入しています。PNS®を成功させるためには、コミュニケーション力の向上がさらに重要となり、リーダー看護師を対象としたコミュニケーション研修を開催していただきました。

数ある研修会社の中から弊社をお選びいただいた理由は何ですか?

済生会本部で開催された「看護師長研修」の中で貴社の講師の講義を受けた者から勧められたことがきっかけです。本部での研修実績と、実際に受講した看護師長より「当院の課題解決につながると思う!」という強い推薦があり、ぜひお願いしたいと考えました。

研修自体はいかがでしたか? 感想をお聞かせください。

院内・院外で研修を受講させていただいています。貴社の研修のよいところは「実践に繋がる研修」であるところです。「学んでよかった」で終わらず、「行動したくなる」「実践で試してみたい」という思いになり、背中を押してくれる研修だと思います。その理由の1つは「演習」の多さにあると思います。研修では机上での学びになりがちですが、できる限り実践に近い演習が準備されており、その中で成功と失敗を体験しながら学習することができます。

貴院の皆様は研修で学ばれたことをどのような場面で活かされていますか?

最も活用されているのは新人指導の場面だと思います。新人指導者が知識・技術だけを指導するのではなく、学習したコミュニケーションを活用しながらモデルナースとして新人看護師に関わることが少しずつできるようになりました。もちろん、完ぺきではなく悩みながらですが、研修で共に学んだ仲間や指導者を支援する教育委員との間で共通言語が持てることが悩み解決の一助にもなっています。

研修後、どのような変化がありましたか?

新人指導者の変化はもちろんのこと、管理者や教育委員の「教育者としての成長」を感じています。研修内容に加え、講師の方々の姿勢から教育者としての「在り方」を学ぶことができました。看護師は質の高い看護の提供はもちろんのこと、時には患者や後輩への教育的な関わりが必要となります。そのため、教育者としてのスキルも必要であると考えます。指導方法がどんなに優れていたとしても、教育者としての在り方が備わっていなければ相手には響きません。これからも教育者としての在り方を高め、患者そしてスタッフ育成の場面で活かされていくと期待しています。

知らなければ、誉める事も叱る事もできない

石井 民子 様

おもと会 統括本部
こころと体のヘルスケアセンター センター長

(職員数1884名・779床)

弊社に研修を依頼される前、人材育成や指導についてどのような課題がありましたか? 研修導入の目的を教えてください。

離職者が多かったため、最初に取り組んだのが管理職対象のコーチングでした。管理職を人材育成することによって、コーチングを部下指導に活用してもらい、スタッフが離職する前に対策をたてられるのではないかというのが当初の目的でした。その後発展し、各個人へも研修を受ける機会を設けたいということで、中間管理職、新入職員、一般職員と波及させていきました。

数ある研修会社の中から弊社をお選びいただいた理由は何ですか?

最初に管理職の人材育成目的で研修を計画した際に、当センターのセンター長、科長で実際に貴社の研修を受講し、大変良かったためその場で即決しご依頼させて頂きました。

研修自体はいかがでしたか?感想をお聞かせください。

実際受講した職員からのアンケート抜粋
・ とてもわかりやすく、明日からすぐに活用できる講義でした。
・ さっそく実践したくなる内容で勉強になりました。
・ 改めて自分自身の足りない部分を感じることができとても良かった。可能な限り、実践していきます。
・ 部下の事を知る事の大切さを学びました。知らなければ、誉める事も叱る事もできないので、もっと部下とコミュニケーションをとろうと思います。
・ 職場でのコミュニケーションについて悩んでいましたが、今回の研修を受けて参考にさせてもらいたいところがたくさんありました。
・ 研修後、すぐにスタッフへの変化が目に見えるのは難しいが、各個人の「気づき」にはなっており、今後も継続して研修を行い定着させたいという意見も多く聞かれます。

貴院の皆様は研修で学ばれたことをどのような場面で活かされていますか?

主に、患者様、利用者様とのコミュニケーション、又は電話応対時に活かされているという声を聞きます。

研修後、どのような変化がありましたか?

・ 会内の各施設から職種を問わず研修を行っているため、他施設や他職種とのコミュニケーションがとりやすくなった。
・ 部下面接の研修後、部下の声に耳を傾ける風土が少しずつ出来てきている。ただ全部署に定着するまでには到っていないので、くり返し伝えていくことが大切だと感じている。
・ 新入職員研修を丁寧にやっていただいているので、新入職員も、受け入れる先輩達も、教育の大切さを感じるようになった。

すぐに実行に移せそうだと参加者に思わせてしまうところが素晴らしい

宮井 千惠 様

公益社団法人高知県看護協会 会長

研修導入の目的を教えてください。

当協会の公益目的事業の一つに、看護職に対して職業倫理と資質の向上を図る教育・研修事業があり、研修計画はラダーに基づいて実施しています。新人はじめ多様なキャリアの看護職の人材育成にはコミュニケーションのあり方が大きく影響することから、看護管理者がそのことを自覚し行動していくことが重要と考え、看護管理者支援研修(ビギナー・ミドル等)の一環として平成27年度より導入しました。

数ある研修会社の中から弊社をお選びいただいた理由は何ですか?

もともと高知大学医学部附属病院在職中にすでに御社の講師、野津先生に研修講師をお願いしていたこと、研修の成果を実感していたのでお願いしました。

研修自体はいかがでしたか?感想をお聞かせください。

普段とっているコミュニケーションの形を振り返ることができ、承認することやIメッセージの重要性について演習等をとおして実感することができたと思います。
研修は、受講者の背景や反応を見ながら進めて下り、おもしろくてわかりやすく聴く人を引き付け、
すぐに実行に移せそうだと参加者に思わせてしまうところが素晴らしいと思います。

研修後、参加者の皆様の反応はいかがでしたか?

研修後のアンケート結果から、研修内容の理解度、研修参加目的の達成度について、すべての受講者が「よくできた、できた」と回答、また、同様にすべての受講者が、今後の活動に活用でき、課題解決の方向性が明らかになったと回答しています。感想からも、Iメッセージの重要性などについてとてもよく理解でき、スキルと上げていきたいなどの意見がありました。