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池上彰氏のように論理的に話すには?②

2018/03/19

さて、前回の続きです。池上彰氏のように論理的に話す方法のひとつとして、P=Point(結論)、R=Reason(理由)、E=Example(事例)、P=Point(結論を再度提示)の順で話すPREP法をご紹介しました。今回は2つ目をご紹介します。

②NHK式

(1)“疑問形”をうまく使う

1つ目は“疑問形”をうまく使うこと。これは先ほどのgoodかbadのように、結論を先に言って行き先を明確にしたあとに使います。

この“疑問形”をビジネスの場で使うとすると、たとえば新商品の提案場面。「皆さんの職場ではこういう問題がありますよね。そこで考えられる解決方法は何でしょうか」と問いかけます。聞き手に一緒に考えてもらうことで話の筋道が立ち、結果的に論理的に伝わります。

(2)“接続詞”をうまく使う

2つ目にうまく使いたいのは“接続詞”。1つ目の疑問形を投げかける方法で「なぜ~でしょうか」と問いかけ、その次に「なぜならば」「要するに」といった接続詞で話を展開していく方法です。

池上氏が講演やTV番組などでよくお使いになるつなぎ言葉があります。 それは、「さあ」という言葉です。この「さあ」を前例の新商品の提案場面で使うとすると「新商品には特徴が3つあります。1つ目は~、2つ目は~、3つ目は~。さあ、実際に使ってくださったお客さまの反応はというと……」というふうに使います。この「さあ」には「次に」という意味合いがあり、文章なら段落を変えるところ。明るめに言うのが正解です。

(3)文末を工夫する

池上氏は文末に「ね」を多用されます。これは「そうですよね」というときの「ね」です。ポイントは共感を得たいところや共通認識があるところに「ね」をつけることです。ただし反対意見が出そうなところや相手の知らないことにはつけないこと。

池上氏は講演で、国際情勢の話を続けざまにしたあと、「そんなこと言われても日本人の僕たちにはピンときませんよね」と使っていました。聞いているほうの気持ちを先回りして最後を「ね」でしめることで、聞き手は話し手に共感と信頼感を抱きます。

どうでしょうか?頭の隅に置いておくだけでも役に立ちそうなスキルだと思います。

ぜひ皆さんにも活用してほシカ!