お笑い番組を見ていると
先輩芸人が後輩芸人を
「いじって」笑いを取る
場面をよく見ます。
芸人さんはそういうお仕事なので
それはそれでいいんでしょうけど、
この「いじり」が
会社の上司(先輩)と部下(後輩)
の間で行われていることも
結構多いようです。
「いじっている」側は
コミュニケーションの一環だと
場を盛り上げているつもりでも、
「いじられる」側は
パワハラだと受け取っていたり、
社内の心理的安全性が
脅かされる可能性があるので、
心当たりのある方は直ちにやめましょう。
では、なぜお笑い芸人の
「いじり」は許されて、
職場での「いじり」は
許されないのでしょうか?
例えば、若手のAさんが仕事で
失敗をしたとしましょう。
先輩Bさんが
「Aさんが、また失敗したよ。
仕事できないな~」
とAさんをいじります。
当然、Aさんは傷つきます。
さらにBさんのネガティブな言葉を聞いた
チームの関係性も悪くなり、
チーム全体のパフォーマンス自体も低下
してしまいます。
では、反対にBさんが
「失敗したけど、
切り口としては斬新でいいね」
とポジティブな言葉を使ったとしましょう。
チーム全体が
失敗をとがめられない風土になり、
心理的安全性の高い
チャレンジできる環境がつくられます。
このように、
ネガティブな言葉をポジティブな言葉に
言いかえることを
「リフレーミング」と言います。
物事を見る枠組み(フレーム)を変えて、
違う視点から見るのです。
例えば、
●仕事が遅い
⇒仕事が丁寧
●優柔不断
⇒慎重に取り組んでいる
●変わっている
⇒個性がある
こんな感じです!
もう一度、言います。
職場での「いじり」は
パワハラや心理的安全性の崩壊
につながる危険性があるので、
絶対にやめましょう!
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