４月になりました。
４月は新しい出会いが多く、環境が変わることが少なくありません。

変化の時期だからこそ、ご自身の職場環境を振り返って、
より良い職場づくりにつなげて欲しいと思っています。

先日読んだ記事を紹介します。
若手社員の離職についての記事です。

長時間の残業やパワハラが横行する｢ブラック企業｣ではなく、
ホワイト企業と言われるような大企業で、若者の離職が顕著だ、
という記事です。

｢ゆるい大企業｣を去る若手たち。ホワイトすぎて離職？働きやすいのに“不安”な理由

労働時間は大幅に減少し、
指導の際に新入社員の４人に１人は叱られたことがない。
｢休みがとりやすい｣｢失敗が許される｣など、
働きやすさは高まっています。
職場の風土自体も副業や兼業をする人に肯定的な大企業で、
自身のキャリアに悩んだり、早期離職する若手社員が増えています。

その原因は、若手社員の｢不安｣の高まりだそうです。
｢会社の人間関係が良いので居心地は良いが、
本音では、社外で通用しなくなるのでは？このままではまずい｣
という不安です。

ある調査によれば、直近の新入社員の約半数が
同じような不安を持っているようです。
そしてその不安から早期離職に踏み切ってしまうそうです。

今どきの若手は、自己主張や自己表現が苦手です。
例えばガッツポーズしている若手社員ってあまり見かけないでしょう。

一方で彼らは真面目で素直です。
加えて自分自身の成長を望んでいます。
売り手市場になった就職活動を経て、
自分の「市場価値」を高めようとする意欲があります。

一見何を考えているのか全く分からないように見えますが、
やる気があり、適切な指導を行えば、
グンと伸びるのが今の若手なのです。

僕としては「叱る」を効果的に使って欲しいと思っています。
感情に任せて叱責するのではなく、
相手の成長のための行動改善を促す、
そんな「叱る」を活用して欲シカ！