子どもの頃、夏休みの宿題を新学期直前までやらずに、青くなった経験はありませんか。親から尻を叩かれ、泣きながら最後の1日で仕上げたという人も少なくないでしょう。
なぜ夏休みの宿題を先延ばしにしてしまうのでしょうか。夏休みは期間が非常に長いため、「パーキンソンの法則」の罠にはまってしまうからだといいます。英国の歴史・政治学者のパーキンソンが「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて使い切るまで膨張する」と指摘したように、「夏休みが終わるまでに終わらせればいい」と、時間はあればあるだけ使ってしまうものなのです。
ところが、夏休みも終わりになると頭の中は宿題以外のことを考える余裕はなくなり、宿題が最優先課題に浮上します。このため、宿題をやる気になり、集中できるようになるわけです。これは心理学で「締め切り効果」と呼ばれるもので、「この仕事は金曜日までに終わらせる」と区切りをつけ、時間の制限を設けたほうが集中力は上がるのです。
この「締め切り効果」のように、やる気・集中力の上がる方法を、2つご紹介します。
①自分流の「引き金」を身につける
やる気は、脳のA10神経からドーパミンというホルモンが出ることで起きます。これは楽しいときや楽しいことを考えている状態のときに放出されます。
しかし、仕事や勉強は楽しいことばかりでなく、苦しくてつらいことも多くあります。そのため、仕事に対するやる気を引き出すには、まず、目標や目的を設定することが大切です。目標とは、「会社の売り上げを何%アップする」「フルマラソンで4時間を切る」とか、数値化できるものです。目的は「会社の利益が増えることで社会に貢献する」とか、もっと漠然としたものです。
さらに目標を達成したら「ご褒美が出る」という仕組みをつくっておけば、想像しただけでドーパミンが出るようになります。「仕事が終わったらケーキを食べにいく」というふうに、ご褒美を与えるタイミングは作業後、早いほうが効果的です。
もう1つの方法は、次のブログでご紹介します!
ためになること、知りたカ!