今、巷で人気のモノ、店、サービス。それらには、必ず人気の理由があるでしょう。
福岡発祥の人気ラーメン店「一蘭」。一蘭といえば、麺の硬さ、秘伝のタレの量などを自分の好みでマルを囲む、アンケートのような注文用紙が有名ですね。また、ラーメンを食べるスペースが個々で仕切られている「味集中カウンター」も、一蘭の代名詞ともいうべきシステムです。

一見この物珍しいシステムゆえに人気なのかと思いがちですが、それだけではありません。人気の理由について、納得の答えが以下の記事に書いてありました。

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1805/22/news047.html

注文用紙や味集中カウンターなど、他店にはない独特の体験を「入口」として、そのインパクトに負けない味のラーメンを「出口」で提供することで、単なる「おいしいラーメンの店」よりもさらに一段階上の満足感を与え、好意的なクチコミを量産することに成功しているんです。

ポイントは、「お客様の満足度を上げるためには必ず中味のほうが外見をちょっとだけでも上回ってないといけない」というところ。例えば、『今日変わったラーメン屋に行ってきたよ』と言われると、人は『そこ、おいしいの？』と必ず聞きます。そこで味が悪かったらそれまでですが、逆においしかったらクチコミは広がっていくというのです。

つまり、「ここだけでしかできない」というオンリーワンの来店体験に加えて、客を納得させるだけのクオリティが提供できれば、自然とクチコミは広がっていくというものです。

非常に納得です。「いい意味でのギャップ戦法」とでもいうのでしょうか。物珍しさだけでなく、その奥にそれを超えるクオリティがあることが大事だということですね。これは、モノ、店、サービスだけでなく人間や企業にもいえることではないでしょうか。

ネットがどんどん進化しているこのご時世、「物珍しい」だけで売れるというのは非常に難しいもの。「ギャップ」を意識して上手く人を惹きつけていきたいですね。

人気の理由を探るとおもしろカ！