今回は私が見つけたホメシカ上手をご紹介します。
皆さんは「NijiU」というアイドルグループをご存知ですか。
そのNijiUのプロデユーサーのJ.Y.Park氏(パク氏)がホメシカ上手なんです。
パク氏を「「世界最高の上司」と称されるほど」と紹介し、専門家のコメントを交えながらどんな様子なのかを紹介している記事があったのでご紹介します。
① 聞く力
「パク氏は(「Nizi Project」というオーディション番組に参加している)練習生のパフォーマンスを見た後、必ず練習生に“自分はどう感じたか”を質問します。練習生の言葉を否定することなく、真剣な表情で最後まで聞くのです。」(芸能関係者)
「働き方評論家」の千葉商科大学准教授の常見陽平さんはパク氏の「聞く力」を高く評価しています。
「部下にとって、上司が自分の言葉に耳を傾けてくれるのは“この人は自分に心を向けてくれている”という信頼につながります。そうしたプラスの感情が部下と上司の良好な関係をつくり、仕事のモチベーションも高まります」
② ほめる
「彼は、褒めるときは感動をダイレクトに伝えます。“素晴らしい才能だ”“ぼくが期待した最高レベル”と、誰かとの比較でなく、その人の努力や成長を褒める。そして、感動を伝えた後に『何がよかったか』を論理的に説明する二段構えで称えます」(教育ジャーナリスト)
③ 叱る
叱るときには決して感情的にならず「何が悪かったか」を論理的に説明する。
「彼のやり方は『ダメ出し』ではなく『ポジ出し』といえるでしょう。“何がダメだった”と伝えるのではなく、“こうすればよかった”とフォローし、前向きな気持ちをつくっています。褒めるときも叱るときも、上司に求められるのは『よく見る』こと。部下をきめ細かく観察し、具体的な変化を捉えて伝える。そうしたことが、個性や才能を伸ばすことにつながります」(常見氏)
努力の跡が見られなければ淡々と直すべき部分を伝える。ただし、「期待していたからこそ残念だった」「次回は楽しみにしているよ」とフォローの言葉も忘れない。
特にパク氏の「叱る」がとてもいいですよね。
「叱る」目的は相手の行動改善なんです。
例えば「仕事が遅い!なんとかしなさい!」と、ガミガミと相手のよくないところ指摘してもなかなか行動改善にはつながりません。
叱られた側も、今でも精一杯やっているのに何をどうしたら良いのかお手上げ…となってしまい叱られた原因は改善されないままです。
そしてまた怒られたら嫌だな…と叱られた側は緊張してしまい、良いパフォーマンスには繋がらないでしょう。
叱る時には何にどう取り組むと良いのか、具体的に改善箇所や方法を伝える。
相互に共通したゴールができれば、何に取り組めば良いのか明確なので改善もよりスムーズになるでしょう。
また、叱った側もどこで躓いているのか、フォローもしやすくなりますね。
記事にはこうありました。
「近年、理想の上司に求められるのは『褒めて伸ばす』『面倒見がいい』ということです。多様な人材がいる社会組織では、それぞれの長所を探して伸ばすことが重要視されるんです。パク氏は、そうした理想的な姿を体現した存在といえるでしょう」
研修などで「こうほめましょう」「叱るならこう叱りましょう」と具体例を紹介したり、事例を取り上げロールプレイを行って皆さんが現場で即実践できるようお手伝いしていますが、時には人はどうほめているんだろう、どう叱っているんだろうという人のテクニックを参考にするのも、自分のホメシカテクを伸ばす秘訣ですね。
皆さんも彼のホメシカテクを取り入れてホメシカ上手めざしてください!