弊社では、「今どきの若者をどう育てるか」というテーマでセミナーをしています。実はこのセミナーのテキスト、毎回少しずつテキストを進化させているんです。というのも、「今どきの若者」の実態が目まぐるしい速さで移り変わり、その時期の若者の特徴が違うからなんです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180523-00000000-jct-bus_all
上記の記事のように、近年では若い世代の社員の転職志向が強まっています。アンケートによると、若手・中堅層で「2年以内に離職」を考える人の割合が、前年より7ポイント増の37%に及んだ調査結果が出ているそうです。
また、別のアンケートでは、「今の会社で働き続けたい」と回答した割合は、17年度比2.4ポイント減の53.8%となり、3年連続で減少。15年度は63.4%だったので、3年で約10ポイント下がったことになります。一方、「そのうち転職したい」は17年度から1.5ポイント増え、16.7%と過去最多となりました。
「若者の離職率が高くなっている」と嘆かれている今日この頃。では、どうしたらよいのか。
上記の記事には、「長く勤め続けてもらうためには、ひとつひとつの仕事の醍醐味を伝える、メンター制度を設けて先輩社員が定期的にフォローを行い経験談を語るなど、自社で働くことの魅力を伝える必要がある」とあります。
このように、離職を防ぐには仕事の醍醐味を感じる、頼れる先輩がいるということも大切ですが、いかにして「自分はこの会社に必要な人材だ」と思ってもらえるかが鍵です。「あなたがいてくれて助かった」など、記憶に残りやすいIメッセージのほめ言葉を多く使うことを意識しましょう。
時代の変化とともに、若者の価値観も変わっていくもの。比較的短期での転職を厭わない価値観になってきているといえます。とはいえ、企業側からすれば長く働いてほしいもの。
先輩や上司である皆さんができることとして、若手との関わり方を一度見直してみるのもいいかもしれませんよ。
若手を育てていきたカ!