3ヶ月遅れで開幕した今年のプロ野球も残り試合が少なくなってきました。地元球団ソフトバンクホークスも好調で、3年ぶりのリーグ優勝へ向け盛り上がりを見せています。
その一方で、少子化や趣味の多様化に伴って中学生の野球離れが進んでいるそうです。そんな中、部活動としての野球を活性化しようとプロ野球OBによる野球教室が公立中学校で開催されているそうです。1回目の開催は福岡市立志賀中学校。参加したのは部員9人と近隣の小学校から参加した児童4人の計13人、講師はソフトバンクのコーチやオリックスの監督などを歴任した森脇浩司氏。
今日は、森脇氏が指導する際に大切にしていることについてご紹介したいと思います。
①変化を見逃さない
プロでもアマチュアでも、対象は誰であれ、「選手の変化を見逃さないこと」。
野球教室では、一つの練習メニューが終わるたびに13人を集め、会話をする機会を設けた。質問や問いかけに対して、最初は目を背ける子もいたが、最後の方はその数がどんどん少なくなって、2~3時間でも人は変化することを実感したという。
②親心の目線で寄り添う
では、選手の「変化」を感じて技術や精神面の向上につなげるために必要なことは何か。それは、「相手のことを心から思うこと」。
球場に入る際の足取り一つで、選手の心境の変化を読み取ることができる。選手を家族なんだ、わが子なんだと思う親心とも言うべき目配りで選手一人ひとりに寄り添い、小さな変化にも敏感になる。技術向上の域を超えた精神面のアプローチは、指導者にとってとても大事なことである。
③人間関係が大切
森脇氏が、心身共に伸び盛りである中学生にその成長を見据え、伝えたのは、野球も勉強も人間関係が大切だと強調し、「自分の胸の内をちゃんと聞いてくれる人、本音で話せる相手を見つけて相談する習慣をつけよう」というメッセージであった。
いかがでシカ?
スポーツコーチもビジネスコーチも大切にしなければならないことは同じですね。コーチングは、コーチがクライアント(コーチング対象者)との対話を通して目標達成のプロセスを支援します。コーチからの質問によってクライアントは自ら考え、新たな視点や考え方、本人も気づいていない可能性や問題点を引き出し、目標達成に向けての自発的な行動を促します。
クライアントが目標をより早く達成するために、コーチは対話の中からクライアントのちょっとした行動の変化や成長に気づく必要があります。コーチングを効果的に進めるスキルは数多くありますが、一番大切なことはコーチとしてクライアントに寄り添い、クライアントの可能性を信じることです。
弊社の『ICCコーチ養成スクール』は、ただコーチになるだけでなく、コーチがクライアントにどう向き合うのかという“コーチのあり方”を大切にしています。コーチという職業にご興味のある方はぜひ、一度HPをご覧ください。
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