突然ですが、あなたは
「部下から慕われている」と自信を持って言えますか?
部下を持つ立場にある以上、
部下から慕われる上司になりたいと思うのは当然のことです。
今日は、部下から慕われる上司の条件
についてお話したいと思います。
<条件①>実力があること
いくら部下に優しくても、
仕事で結果を出せなければ、軽く見られてしまいます。
会社は、仕事をして、パフォーマンスを上げて、
組織の成長に貢献するために来るところ。
チームのパフォーマンスを上げるためには、
部下の長所を生かすことが
できるかどうかがポイントです。
長所を生かすためには、
まず、部下の長所を見出さなければなりません。
人は、無意識に相手の欠点(短所)に注目しやすく、
長所を見つけるのは意外と難しいものです。
日頃から部下をよく観察し、良いところに目を向ける
習慣をつけましょう。
そして、部下の長所を心からほめることが大切です。
良いところを見つけ出して、
ほめられる人が、長所を生かせる人です。
<条件②>「仁」
「仁」とは、
部下を思いやる気持ちを持っていること。
自分の役に立たせる目的で部下を思いやることも、
仕事で結果を出すために必要ではありますが、
その場合も、部下を使い捨ての駒として扱うのではなく、
部下を育てようとする気持ちを持っていることが大切です。
この2つの条件に当てはまるのが
松下電器(現パナソニック)の創業者・松下幸之助さんです。
それを物語るエピソードを1つご紹介します。
松下氏の下で働くある部長が大きな失敗をしました。
松下氏はその部長を執務室に呼び、烈火のごとく怒り、
部長は気絶してしまったそうです。
部長が執務室から運び出された後、
松下氏は部長の奥さんに電話をし、こう言ったそうです。
「今日、お宅の旦那はしょげて帰ってくるはずだから、
夕飯の膳にお銚子の2、3本を必ず付けてあげてほしい」
松下氏は、言わなければならないことは真剣に叱るけど、
その後のフォローもきちんとする。
どんな時でも部下を人として尊重し、思いやる心を持っている
「怖いけれど優しい人」だったそうです。
今日からあなたも部下の長所を沢山見つけて、ほめましょう!
自分をほめてくれる、認めてくれる上司には
部下もついていくし、期待に応えてくれるでしょう!
厳しさと優しさを使い分けられる
そんな上司になってほシカ!