今日は経営戦略についてお話します。

ビジネスで成功するには何が必要か
と聞かれて、
答えの１つに必ず入れてほしいのが、
経営戦略です。
経営戦略とは、
企業が競争環境の中で
自らの経営目的・経営目標を
達成するための方針や計画全般のこと。
戦略コンサルティングを
最初に提唱したヘンダーソン氏
（ボストン　コンサルティング　グループ創業者）は、
ビジネスで成功するにはと聞かれ、
『成功の一番の鍵は運である。
そして二番目が戦略だ』
と述べています。

ここで質問です。
経営戦略がより必要なのは、
大企業のほうでしょうか、
ベンチャー企業のほうでしょうか？

正解はベンチャー企業。

戦略というのは、
いま会社が持っているものを
どう組み合わせるか。
大きな成果を得るために、
どこの手を抜いて、
どこへ集中させるか、ということです。

例えば、新規事業を行うにあたり
そこにマンパワーや資金を当てたら、
他のどこかに手が回らなくなります。
「あー！人手不足だー！」
と行き当たりばったりになるのではなく
目的と計画性をもって、選択するのが
戦略です。
企業体力がない
人がいない
お金がない
そういう会社ほど戦略が必要になります。

ちなみに、アイデア満載で、
あれもこれもみんなやりましょう
というのは戦略ではありません。

では戦略とは
どんなものなんでしょうか。

１位　：　25％
２位　：　19％
３位　：　17％
４位　：　14％
５位　：　9％…
これはある業界のシェアです。
3位のメーカーA社が
業界シェアトップになるため、
「業界5位のB社を買収しよう」
と考えるのは戦略？戦略ではない？

A社のシェア17％＋B社のシェア9％＝26％
で業界最王手だ！買収しよう！
となるのは戦略ではなく思いつきです。

両社の経営資源、強みと弱み、
M&Aのコストや業界特性や経済性、
販売チャネルなどを考慮に入れて、
あらゆる角度から2つの会社の内容を
つぶさに分析。
熟慮の結果としての企業買収であれば、
立派な戦略です。
あらゆる角度からの調査、検討、分析し
検討することで戦略となるのです。

よく考えられた戦略は、
壁にぶち当たって低迷していた会社を
劇的に甦らせるだけの、
驚くべき力を持っています。
ぜひ、戦略性を持った経営をしてください。

戦略的思考を身につけるコツを2/21にお話します。

起業、コーチング、野津に興味のある方はこちらもチェック！！