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指導を通して、新人も指導者も共に成長しよう①

2022/07/13

新人が入社して、3ヶ月半。
指導は順調ですか?

毎年開催している新人指導者向けのセミナーで
よく耳にするのが、
「指導者自身もまだ分からないことがあるのに、
新人に教えるのは大変」
という指導者の悩みです。

 

新人の教育は、通常、
入社後に人事部で研修を行い、
その後、配属された部署でのOJTになることが
多いと思います。

指導者は、入社して5,6年目くらいで任命されることが多く、
その頃には、一通り業務をこなせ、
個人の目標を持つようになります。
ですので、自分の仕事もある中で、新人の指導を任されるのは、
実務的にも精神的にも大きな負担になってしまう
ことがあるようです。

 

OJTは、指導係になった先輩の姿勢や取り組み方に
よって効果が大きく変わってきます。

新人の指導を重荷にさせないためにも、
指導係を任せる時には、
指導者側の成長機会にもなる
ことを伝えておくといいでしょう。

 

では、具体的に、どのような成長につながるのでしょうか。

①自分の言葉で伝える
一つひとつの仕事には
「何のためにやるのか」
「どのような価値があるのか」
「どんな貢献につながるのか」
といった目的意義があります。

新人に仕事を教える際に、
ただやり方を教えるのではなく、
この目的や意義を同時に教えることはとても重要です。

人は目的が分かっていないと、
継続的に熱意を持って取り組むことはできません。

その仕事でつまずいた時に
目的や意義が分かっていると工夫や改善が生まれます

 

新人にしっかり説明するために仕事全体の意義や
一つひとつの仕事の繋がりについて、
改めて確認することは指導者にとっても仕事の確認となり、
将来、チームを持つ時などに役立つ経験にもなります。

 

②効果的に伝える
仕事を「自分でやる」ことと、
新人に「分かりやすく説明してやってもらう」ことでは、
違う能力が必要です。

手順や注意点など、
細かく、分かりやすく説明するのは意外と難しく、
新人の知識に応じて説明内容や使う言葉を工夫する
必要があります。

新人に教えることは、
指導者自身の「伝える能力」を鍛えることにもつながります。

 

指導係という経験を通して、
新人と共に指導者側も成長していってほシカ!

来週は、新人指導を効果的に行い、
新人や指導者の成長につなげるための心構えについて、
解説したいと思います。

 

参考:『新人の教育係こそ、成長の好機!新人の教育係に任命された人が持つべき心構え』