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そんなことが「パワハラ」に?

2018/04/13

先日、このような記事を読みました。

新人を軽く注意したら即無断欠席、そのまま退職しパワハラで300万円要求!https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180410-00166461-diamond-bus_all

とある建設会社の研修でのこと。現場で新入社員がヘルメットを着用していなかったことを職人が注意、その後ヘルメットをポンッと軽く叩き、「現場ではコイツを被るのを忘れないようにな!」と言ったことを当の新入社員にパワハラだと言われたのだそうです。

いつの時代も、年配者は「今どきの若者は……」と自分たちの若い頃とのギャップを嘆くものですが、ここ最近の新入社員の打たれ弱さ、メンタルの弱さについては、頭を悩ませている人事担当者も少なくありません。 「ちょっと注意をするだけで『パワハラ』と言われてしまうので、最初から何も言わない」と言う管理職もいます。しかしこれでは、解決になりません。

一方で、若者はとても傷つきやすいという事実を踏まえ、叱り方にも細心の注意を払わなくてはならなりません。部下指導をする人たちは感情的になって大声を出すのではなく、「なぜダメなのか?」「どういう影響が出るのか?」といったことについて、本人が納得できるように言い聞かせる必要があります。

では、もし新人への指導をパワハラだと訴えられたとき、どのような対応をしたらよいのか。今日はそのポイントをご紹介します。

①すぐに否定しない
新人のパワハラだという申し出を、いきなり否定してはいけません。まずはどんな内容であっても受け止めることが大切です。新人のあなたが悪いという責めの指導はよくありません。

②相手が冷静になれる状態で話を聞く
新人の申し出に対して、「時間をとるけど、いま冷静になってお話できますか?」「何があったのかを具体的に教えてくれますか?」という事実確認から始めるのが大切です。事実確認では、自分の主張を正当化させる人がいるので、「できれば相手が言ったとおりの話し方で教えてください」などと切り出すのが有効です。

③相手の立場になって考えさせる
なぜ相手がそのような厳しい言葉を発したのか、言わざるを得なかったのか、相手の立場になって考えるように促します。その後、チームで働くときの心構えやあり方を示唆するとさらに効果的です。

「パワハラ」という言葉を新聞やニュースで見かけることも多くなり、世の中が非常に敏感になっているのは間違いありません。指導をパワハラと言われないためにも、新人との信頼関係をつくること、新人に考えさせることを意識しましょう。

コミュニケーションを大事にしたカ!