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夏休みの宿題を「やる気」にさせる

2021/07/28

先週、オリンピックが開幕されました。オリンピックの開幕と同時に、お子さんの夏休みも始まったという親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
夏休みといえば、宿題。最初に一気にやってしまう子、最後になって慌ててやる子、2つに分かれるようですが、皆さんのお子さんはいかがでしょうか。

今日のブログは、夏休み中、お子さんに宿題や勉強をさせるのに一苦労されている親御さんにぜひ読んでほしい内容です。

 

■ただ単に「勉強しなさい」は逆効果
「勉強しなさい」は、具体的に何をしたらいいか分かっていない人の言葉。
よく分からないけれど「とりあえず頑張れ」と言っているだけで、課題は何か、どういう方向に頑張ったらいいのかを把握していない証拠です。
多くの人が「数学が苦手」「本を読むのが苦手」というように子どもの問題点をざっくりと捉えていて、本当の課題を分かっていないことが多いようです。
小説を読むのは苦手だけど実用書は読めるとか、文章を追うのに必死でイメージするのが苦手な場合は読み聞かせをしてみるなど、どこが苦手なのかを細かくみることが大事です。

宿題であれば、「今日はどんな宿題が出たの?」「今日はどこをやったの?」と聞くところから始め、最初の2~3分で課題の確認をします。
宿題、勉強に限らず、「本人が課題に気づいていること」が成長には欠かせません
そのための質問を投げかけて、課題を見つけて、その子に合った具体的な提案をするのが親の役割です。
課題が分からないまま、とりあえず「勉強しなさい」は逆効果です。

 

◼「~くらい」という言い方は言うほどやらなくなる
「宿題くらいやりなさい」「学校くらい行きなさい」という言い方は、そこに価値を置いていないことが表れています。
やっても価値のないことをやれと言われても、子どもはやる気にはなりません。
子どもが頑張る気持ちになれるのは、宿題をやることに価値を感じられたときです。

 

◼テストの結果には「共感」を
テストで点数が悪かった時は、復習して学力を伸ばすチャンスです。
テストの点数によって頭ごなしに叱ったりするのではなく、そこから学べることを一緒に見つけていく姿勢が大切です。
まずは、テストの結果についてどう思っているのかを子どもに聞きます。同じ70点でも、
「今回のテストは難しくて平均点が30点だった。70点以上とれたのは私だけで、先生もほめてくれて嬉しかった」
「クラスで一番点数がよかったけど、それでも悔しい」
など、感じ方は人それぞれ。

テスト結果を見せられた側の評価ではなく、本人がどう思っているのかを聞いて、そこに共感することが大事です。

 

毎日の宿題や勉強も、ただ「やる(やらせる)」だけではなく、お子さんのできていない部分、苦手なところなど課題をしっかり見極めて、そこを克服するためにどんな勉強をしていけばいいのかを考える。夏休みは、ぜひ親子でコミュニケーションをとりながら宿題に取り組んでみてほシカ!

 

参考:『子供が大きくなるに連れて「今日あったこと」を親に話さなくなる本当の原因』