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心理的安全性づくりのために必要なベテランの心得

2023/10/18

今年の夏から秋にかけて
さまざまなスポーツの
世界大会が行われましたが、
その中でも、
僕が特に注目していたのが
ラグビーW杯です!

 

日本は惜しくも決勝トーナメントに
進むことはできませんでしたが、
経験豊富なベテラン選手が
勢いのある若手選手を引っ張り、
1つのチームとして戦っている姿に
とても感動しました。

 

今回のW杯で
ベテラン勢として日本代表に選ばれ、
パナソニックでキャプテンを
務めた経験を持つ堀江翔太選手は、
チームをまとめるために
心がけていることがあるそうです。
ご紹介します。

 

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完璧な試合というものはなくて、
勝っても反省すべき点はあるし、
負けてもいいところはある。
そこから前向きな要素を取り出して、
みんなと共有したい

どうも、日本の人って
ゼロか100かで考えがちだと思うんです。
勝ったからOKだとか、
負けたら全否定だとか。
それ、違うと思うんです。
負けてるから全部が悪い
というイメージを持ってしまうと、
ドツボにハマってしまうんじゃないか
と思うんですよ。

だから、僕の場合は
勝ってる時はあえて
悪いところを探して、
負けた時こそ、
いいところを探す。
そういうスタンスです。

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組織の中で、
「ベテラン」と言われる立場にある方は、
肝に銘じておきたい心得ですね。

 

ベテランと言われる立場になって
成果を求められるようになると
マイナス面を改善しようという
意識がはたらいてしまって
部下やメンバーの欠点ばかりに
目が向きがちになります。

 

消極的な発言ばかりを
刷り込まれた部下やメンバーは、
リスクを最小限に抑えようと
積極的な発言ができず、
新しい発想も生まれなくなって
しまいます。
あっという間に
組織の心理的安全性は崩壊し、
部下のやる気やパフォーマンスもさがり、
組織としての成長も止まってしまいます。

 

ハーバード大学教授の
エイミー・C・エドモンドソンは、
心理的安全性を、
「チームのなかでは対人関係における
リスクをとっても大丈夫だ、
とメンバーに共有されている信念のこと」
だと定義しています。

 

上に立つ立場にある方は、
堀江選手のように
失敗やミスの中からでも、
前向きな要素を取り出して
次の成長につなげていく、
という意識を持って、
チームのメンバー1人ひとりが
自分らしくいられる環境を
つくっていくことが大事なんですね。

 

あなたの職場はどうですか?
あなた自身の部下との関わり方はどうですか?
「心理的安全性」については
研修などでもお話しているので
ご興味のある方はご連絡ください。

 

起業、コーチング、野津に興味のある方はこちらもチェック!!

 

参考:『「お前、死ぬ気で押せよ」ラグビー19年W杯、堀江翔太が“あえて怒った”真意』