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部下指導がうまくいかないのは○○が原因!?

2021/04/15

 

部下・後輩指導をする中で、なかなか結果に結びつかないということありまシカ?
できるだけ噛み砕いて分かるように指示を出したり、ほめたり、やりがいのある仕事を任せてみたり、色々働きかけてみるものの上手くいかない…
そうなると指導する側が自信をなくしたり、「これだから最近の若者は…」と指導を諦めてしまったりしてしまいます。

ですが、指導する側もされる側も会社の『人財』ですから、最大限の能力が発揮されるようになって欲しい!
そこで考えて欲しいのが『職場環境』です。

 

コロナウイルスの影響で、職場を離れて仕事をすることが結果につながったという記事を見つけましたので、この記事を参考にしてみましょう。

新型コロナウイルス感染症流行対策の一環として、リモートワーク体制をとる会社が増えました。
通信環境をはじめ、PCのスペック、セキュリティや情報へのアクセス困難など、課題は山積みです。
加えてコミュニケーションの作法までが変わり、誰もが悪戦苦闘を強いられました。

しかし、ある時期を境に「若手社員が見違えるように働いている」という報告が上がるようになりました。
変化の背景には、リモートワークがもたらした「職場の三密」からの解放があります。
職場の三密とは

1.緊密な人間関係
2.上司や同僚との物理的な距離の近さ
3.過密なスケジュール

ここに「通勤地獄」を加えれば「四密」ともいうべき状況です。時にはうつ病さえ誘発してしまう厳しい労働環境です。
お互いにPCの画面を覗き合えるようなオフィス環境では、多くの社員は一日の大半の時間を「上司と同僚による常時・相互監視」という心理的緊張下で過ごすことになります。
上司の部下への期待やもどかしさ、同僚に対する不平不満・嫉妬のような負の感情まで無言の圧力となって、心理的ストレス要因として作用してきました。

しかし、コロナ禍におけるリモートワークにより、そのストレスから解放されたのです。
その結果、「安心感」が醸成されることとなりました。
精神医学的に解説すると、人間が創造性を発揮するにあたって何より必要なのが「心理的安全性」、つまり安心感です。
人間は安心安全を感じる状況においてはじめて、本来有する能力を十分に発揮することができるようになります。
リモートワークによって一部従業員の労働生産性が明らかに向上したのは、他でもない、「安心感」がその人の潜在能力を引き出したからなのです。

 

コロナ禍において半ば強制的に導入されたリモートワークは、期せずして、管理しすぎない「信頼ベース」の労務管理を実現する進化圧力となりました。
上司としては部下の顔が見えなくて不安になることもあるでしょうが、それはすなわち、部下が「上司の顔色」から自由になるということでもあったのです。
「信頼ベース」の労務管理は、働き手の「安心感」を醸成する効果を通じて、各働き手の労働生産性の向上と職場満足度の充実に確実に寄与します。

例えば、人間関係が悪く常にギスギスしている職場で自分が仕事をすることを想像してみてください。
安心して仕事に打ち込めるでしょうか。隣の部署にすぐ怒鳴る人がいたらどうでしょう。
周囲の人の顔色を伺いながら仕事をするのは、なかなか簡単なことではありません。

上手くいかない時は視野が狭くなりがちです。
部下・後輩指導、一度深呼吸して大きな視点で取り組んでみてほシカ!

 

参考:『「若手社員が見違えるように働いている」? リモートのおかげで「職場の三密」から解放された』