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新人の「分かりました!」の意味とは?

2018/07/04

入社から3ヶ月が経ち、先輩と一緒に行動し始めた新人が増えてくる時期ですね。
先輩、新人どちらの立場の人も、「なんだかうまくいかない…」と思っている人が多いようです。
先輩と新人のすれ違いはどうやって起きているのでしょうか。

たとえばこんな会話。

先輩:新しいお客様には会社の資料と見積もりを必ず持っていかないといけないからね。分かった?

新人:分かりました!

アポの前日、先輩は「資料と見積もりできた?」と新人に確認しました。ところが「いえ。何もやってません」と新人はポカンとした様子で先輩に返事をします。「全然、分かってないじゃない」と先輩は必死で資料と見積もりを作りました。

こんなこと、よくありませんか?

これは、
先輩 →「資料と見積もりが必要なことが分かったのだから、準備できるよね」という意味を込めて「分かった?」と確認
新人 →「新しいお客様には資料と見積もりを持っていくというルールが分かった」ので「分かりました」と答えた

その結果、
先輩 → 「分かっていないなら『分かりました』という返事はしないでよ」
新人 → 「必要なら言ってくれればいいのに」
と、すれ違いが起きてしまうのです。

先輩と新人の会話で、「自分で考えてみて」や「分かった?」は頻繁に使います。けれど、お互いが同じ言葉を別の認識で使うために、コミュニケーションや人間関係を作るうえで、大きな溝になっていることが多いのです。身近な言葉だからこそ、その先にある意味や真意の説明をつい省いてしまいがちですが、経験や立場の違う新人には十分な説明が必要です。

このケースでは「資料と見積もりが必要。分かった?」だけでなく、「資料と見積もりが必要だから、準備して。具体的な進め方や段取りは分かる?」といったように、先輩が丁寧に説明しておきたいところです。

人とコミュニケーションを取る中で、相手に合わせて丁寧に話すというのはとても大事なこと。とくに社会人になりたての新人とは、経験だけでなく生きてきた世代も異なる人が多いので注意が必要です。

丁寧なコミュニケーションが、新人の離職を防ぐことにもつながるかもしれませんよ。

新人と細かく確認をしていきたカ!