有限会社AEメディカル

資料請求

「サーバント型上司」とは?

2018/06/13

ゆとり世代と一緒に働くのが当たり前になってきている今日この頃。彼らへの指導は「指示命令型」では通用しない、と研修やセミナーで言い続けてだいぶ経ちました。
日々、ゆとり世代に効果的な指導方法を探し、更新しているのですが、こんな記事を見つけました。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO30867400T20C18A5000000?channel=DF180320167080

「サーバント型」の上司がいま注目されているといいます。サーバントとは召使や奉仕者といった意味で、従来の命令型のリーダーと異なり、チームのメンバーを「奉仕」や「支援」を通じて育て、チーム力を向上するタイプです。

「サーバント型」がなぜ人気なのかという記事なのですが、僕が長年やってきた「コーチング」、そして僕の最新本『教えて!ホメシカ先生 今どきナースのほめ方・叱り方』に執筆した内容に通ずるところがあったので、そこからポイントとなる文章をまとめてみました。

1. その人の「やる気」のスイッチがどこにあるかを探るために、私はメンバーの生い立ちを聞くことで、その過程で形成された価値観を理解するように努めた
→指導をする上で、「いかに相手のことを知っているか」が最も大事なことです。価値観や働き方が多様化している中で、指導者と同じ価値観や基準、能力を持っている指導対象者はほぼいません。指導対象者が育ってきたバックグラウンドをよく知らずして指導は成立しません。

2. 特に社会人になりたての新人には、スタート時点で「仕事っておもしろい」という意識を根付かせることが大切だと思います。
→今どきの若者にも、やる気やモチベーションが上がる「やる気スイッチ」があります。指導者とは異なる場所にスイッチがあるので、常に探し続けることが大切です。彼らの特徴の一つに、意外に思うかもしれませんが「成長意欲が高い」というものがあります。彼らの成長を信じて見守りましょう。

3. 「自分が『見守られている。許容されている』という安心感があったから、新しいことにチャレンジしてみよう、という気持ちになれました」(新人の言葉)
→「自分の存在を認められている」と感じることで、彼らのモチベーションもアップします。近年、今どきの若者の離職理由のひとつに「居場所がない」ことが多く挙げられます。まずは彼らの不安を解消し、自信を持って働けるようにしましょう。

このように、新人指導に大切な要素が3つもありました。
この記事とこのブログを、ぜひ参考にしてみてくださいね!

新人の気持ちを考えられる上司になりたカ!

----------------------------

医療者・介護者を対象に新人指導のコツがたくさん詰まった実践型のセミナーを開催します。新人指導でお悩みの方、興味のある方はぜひご参加ください。

【6/21(木)福岡開催】 医療者・介護職対象 『新人指導者(実地指導者)研修』