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高津監督に学ぶ『言葉の力』

2022/07/01

3月末に開幕したプロ野球も前半戦を終えようとしています。
パ・リーグは、混戦が続いていますが、
セ・リーグは、東京ヤクルトスワローズの独走状態が続いています。

東京ヤクルトスワローズといえば、
昨年チームを日本一に導いた高津臣吾監督の
「絶対大丈夫」という言葉が話題になり、
その言葉の影響力については以前ブログでもご紹介しました。
『相手の能力を伸ばす言葉の影響力』

今季もチームが好調なのは、
高津監督の“言葉の力”が影響しているようです。

 

高津監督は、開幕前のミーティングで
コーチ、選手、スタッフを集め、
「僕は自信がありません。でも、君らがやる自信は持っている。
君らは絶対できる。君らはやる男。できる集団。
そこは自信を持って下さい」
と激励したそうです。

「僕は自信がないけど、君たちがやる自信は持っている」
なんて、なかなか言えないですよね。

 

高津監督は、言葉の中に
「絶対」というワードをよく使いますが、
努力の裏付けがない相手に対して
「絶対できる」「絶対大丈夫」と言っても
プレッシャーに感じたり空回りに終わってしまいます。

 

ビジネスの場面を考えてみましょう。
部下からの相談事に、
「君ならできるよ。自信を持ってやってみて!」
と言うだけで部下が自信を持って仕事ができるのなら
苦労はしません。
自信を持たせるためには、それなりの根拠が必要です。

根拠を示すためにはやはり「承認」が一番大事です。

日頃から、部下の仕事ぶりに対して
「頑張っているね!」
「君がいてくれて助かるよ!」
「成長しているのが分かるよ!」
と声を掛けて、認めてあげましょう。

 

高津監督は、選手やスタッフとの日頃の関わりの中で、
しっかりとコミュニケーションを取り、
努力している姿を認めているからこそ
「君らは絶対できる」が効果的に働くのだと思います。

 

上司であるあなたの言葉を部下はいつも待っています。
一日1つ、部下が自信を持てるような承認の言葉を掛けてみましょう!

 

参考:『ヤクルト高津監督の考える言葉の力』